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2026年度 デザイン科学基礎講座 CMF デザインサイエンス

〜模倣からの脱却から,質感のタイムアクシスデザインまで~

 近年,CMF デザインが注⽬されています.質感とは,⾊(color),素材(material),仕上げ(finish)であり,それらを総合的にかつ丁寧に取り扱うことで,製品の質感とその魅⼒を向上させることを狙いとしています.
 質感のデザインにおいて⼤切な武器は,感性です.感性を磨き,⾼い質感を表現することが肝要です.しかし,プロが様々な開発環境や条件において第⼀線で活躍し続けるためには,感性だけでなく,サイエンスにも注⽬し,それを活かす必要があります.
 本講座では,講師⾃⾝がこれまで⾏ってきた質感のデザイン事例を紹介しながら,それを遂⾏する上で役⽴つサイエンスとその扱い⽅を,わかりやすく解説していきます.

1.講座の趣旨:
 (1) 模倣からの脱却
⼈⼯素材のデザインは,これまで,何かの⾃然素材を模倣するなどが多くなされてきました.そのため,その素材が持つ独⾃の潜在的な魅⼒を引き出されていないケースが多い状況です.ここでは,加飾フィルムなどのプラスチック素材を例に,模倣ではない,その素材に内在する独⾃の魅⼒を引き出す事例とその⽅法を紹介します.
(2)新しい価値創造のコツ
ここでは,従来のCMF デザインが陥りやすい問題を紹介し,それを解決することで新たな価値を創造するためのコツを紹介します.具体的には,場に適したデザインから,新たな場を創出する創発デザインなど,デザインサイエンスの⼿法を解説します.
(3)質感を統合する新評価法
従来,質感を構成する⾊,素材,仕上げに関する評価⼿法は,それぞれバラバラに存在し,それらを統合する評価⼿法は存在していませんでした.しかし,最近の光学上の反射メカニズム研究から,それらを統合的に評価する新評価法が開発されつつあります.ここでは,その評価法とそれにより解明されつつある新たな知⾒を紹介します.
(4)AI を⽤いたCMF デザイン
⽣成AI の進化を受け,ここでは,現在,開発が進んでいるAI によるCMF デザインシステムの最先端を紹介します.現在,スケッチや図⾯など,CMF を表現するツールはありません.また,今後デジタルツインなど製品開発システムのデジタル化も進みます.そのため,AI・CMF デザインシステムの導⼊は,重要課題となっていきます.
(5)質感のタイムアクシスデザイン
これまでのCMF デザインは,時間軸変化に注⽬してきませんでした.ここでは,⼯芸品や製品におけるCMF の時間軸変化,時とともに価値が成⻑する事例を紹介し,CMF タイムアクシスデザインによる質感の新たな価値創造の可能性を紹介していきます.


2.実施方法:Zoomによるオンライン


3.日時:2026 年8 ⽉5 ⽇(⽔)9:00-12:00


4. 講師:松岡由幸
(慶應義塾大学 名誉教授 デザイン塾 主宰)
<略歴>⽇産⾃動⾞にて,ローレル,セフィーロ等の乗⽤⾞を開発後,商品開発本部にてスカイラインの設計取りまとめに従事.慶應⼤に移籍後,実務経験を活かしてデザイン理論・⽅法論を研究し,現場に有⽤なデザイン科学の構築を進めた.


5.参加費:(参考書代と郵送代2,410 円を含みます.)
学会員(共催学協会)︓3,000 円(⾮課税)
⾮会員︓6,000 円 (税込)
学⽣︓2,500 円

6.参考書: 書籍『プラスチックの逆襲』を配布.
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.


7.申込み先:下記formsにて,お願いします.
  https://forms.gle/woJWq7ZA7zH7s5gQA
  締切り:2026 年7 ⽉22 ⽇(⽔)


8.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com