~規格化された機械要素 設計 ,データマイニング,共分散構造分析への適用~
(公社)日本設計工学会,(特非)セットベースデザイン研究会 共催
1.開催主旨
セット(範囲)ベース設計手法は,新たな設計行為の発想法であると同時に具体的設計解を導出する設計手法です.現在多用されている CAE シミュレーションのような設計対象現象のポイント値変化を基礎にし,計算機の能力に依存した手法であるポイントベース設計手法とは異なる手法です.今回は副題に上げたように,規格性,データマイニング,心理学的分野性など,いずれもデータを範囲で扱いつつ,その処理に分野特有の方策と選好度セットベース設計( PSD)手法 の融合により,それぞれの新たな展開が可能となります.
本講習会ではそれぞれの分野ごとの融合の特徴とその有用性および各分野における具体的設計方法などについて解説します.本講習会の内容は主に特定分野に拘らない設計・デザイン領域の実務者,研究者,教育者を対象としていますが,セットベース設計に関心のある学生も歓迎します.
2.定 員
50名程度
3.日 時
2025年11月20日(木):17:00-20:00(予定)
4.開催場所
Zoomによるオンライン (希望者があれば一部対面のハイフレックス) で行います.
5.講 師(予定)
石川晴雄(電気通信大学 セットベースデザイン研究会)
石塚禎(日本機械設計工業会)
加藤健郎(慶應義塾大学)
飯島清高 (富士フ イ ルムビジネスイノベーション)
6.参加費
会員10,000円(非課税 協賛学会員を含む),非会員20,000 円(税込),学生会員 5 ,000 円( 非課税),学生非会員 6 ,000 円(税込)
*選好度セットベース設計手法の参考書「セットベース設計 実践ガイド」代を含みます
7.申込み締切り
2025年10月17日(金)
8.問合せ先
(公社)日本設計工学会 事業部会 講習会担当
〒169-0073 新宿区百人町2-22-17
TEL 03-5348-6301 FAX 03-5348-6280 E-mail: jigyou_koshu@jsde.or.jp
9.講習会内容(予定)
1)選好度セットベース設計(PSD)手法の目的と考え方
背反・異種性を含む複数性能の許容範囲を同時に満足する複数影響因子範囲を求め得る PSD の基本
的考え方とこれまでの適用事例の概略を説明します.
2)規格化された機械要素設計への適用
用途を加味して寸法等が規格化されている機械要素部品の選定範囲を指定する方法としてのPSD 手
法について説明します.
3)PSD手法 の 定性・定量データマイニングへの適用
PSD手法を,定量・定性データを含む製品の購買データ分析に応用した事例を紹介します.
4)PSD手法によるアンケートの潜在変数結果の活用
アンケート結果に潜む潜在変数の共分散構造分析による抽出とともに,潜在変数の目標レベルに対
応するアンケート結果レベルの特定を PSD で行い得ることを説明します.
*講義内容については一部変更する場合が あります.
10. 申込み先
問合せ先:日本設計工学会事務局
E-mail: jigyou_koshu@jsde.or.jp