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セットベース設計講習会
~製品開発の期間短縮とコスト削減~
1.開催主旨
セット(範囲)ベース設計手法は,設計行為の発想法であると同時に具体的設計解を導出する設計手法であり,現在の世界の主流である設計対象現象の離散的変化を基礎にし,計算機の能力を基盤にしたポイントベース設計手法(CAE)とは対岸にある設計手法です.また,セットベース設計は多目的性や様々な不確定性についても検討対象としています.本講習会では,セットベース設計手法について背景も含めたその意味・意義,これまでの研究や展開,今後の発展性,産業への展開性などについて解説するとともに,セットベース設計のためのソフトウェアを用いた演習も行います. 主に設計・デザイン領域の実務者,研究者,教育者を対象としていますが,セットベース設計に関心のある学生も対象とします.
2.定 員
30名程度(応募多数の場合は抽選)
3.日 時
2024年2月20日(火):17:00-20:00
4.開催場所
Zoomによるオンラインで行います.
5.講 師(予定)
石川晴雄(電気通信大学) 福永泰大(株式会社フォトロン) 加藤健郎(慶應義塾大学)
6.参加費
会員10,000円(非課税,協賛学会員を含む),非会員20,000円(税込),
学生会員5,000円(非課税),学生非会員5,000円(税込)
7.申込み締切り
2024年2月5日(月)
8.問合せ先
(公社)日本設計工学会 事業部会 講習会担当
〒169-0073 新宿区百人町2-22-17
TEL 03-5348-6301 FAX 03-5348-6280 E-mail: jigyou_koshu@jsde.or.jp
9.講習会内容(予定)
①セットベース設計の考え方: 設計プロセスでの手戻りを大幅に減らすことなどを目標にして,異種性・背反性のある複数目標を同時実現する複数設計変数の範囲解を短時間で求める手法である選好度セットベース設計(PSD)手法について説明します.
②ソフトウェア(PSDソルバー)の紹介:片持ち梁などの簡単な例題を使って,PSDソルバーの基本機能の演習を行います.なお,以下の書籍にもソフトウェアの使用方法の説明があるので,読んでおくことをおすすめします。
『セットベース設計実践ガイド,森北出版(2019)』
③セットベース設計の応用:PSD手法を,定量・定性データを含む購買データ分析に応用した事例を紹介します.
*講義内容については一部変更する場合もありますのでご了承ください.
10. その他
ソフトウェア(Web版)を利用予定ですので,安定したインターネット環境でご参加ください.
問合せ先:設計工学会事務局
E-mail: jigyou_koshu@jsde.or.jp
2023年度春季研究発表講演会優秀発表賞,学生優秀発表賞
優秀発表賞
- 太田祐介(千葉工業大学)
講演:「クローラ型車両における周長の変化と駆動トルクの関係」
学生優秀発表賞
- 瀬戸裕貴(金沢工業大学・院)
講演:「マイクロ水力発電の社会実装に向けた最適設計に関する研究」
指導教員賞:瀬戸雅宏,山部昌(金沢工業大学) - 中島勇(千葉工業大学・院)
講演:「デジタル3D生体標本を利用したトビウオのタキシングシミュレーション」
指導教員賞:菊池耕生(千葉工業大学) - 日高雄斗(大阪電気通信大学・院)
講演:「3DAモデル(3D Annotated Model)による3次元CAD設計 (2022年度設計コンテストでの特徴)」
指導教員賞:星野実(大阪電気通信大学)
研究調査分科会の公募のご案内
日本設計工学会会員各位
日本設計工学会では、2023年10月より活動する研究調査分科会を、会員の皆様から一般公募します。研究調査分科会は、会員のイニシアチブにより特定の研究テーマの探求を目的として設置される学術活動の場であり、現在2種類の分科会を設置することができます。
(1) 申請方法
申請書類を下記の事務局宛にご請求いただくか、日本設計工学会のホームページ([支部・部会・分科会]→[研究調査分科会]のメニュー)からダウンロードして、必要事項をご記入の上、事務局宛に提出してください。なお、応募に当たっては、ホームページ上で公開している「研究調査分科会規程」を予めよくお読みになってください。
〒169-0073 東京都新宿区百人町2-22-17 セラミックスビル内
公益社団法人日本設計工学会事務局
URL: http://www.jsde.or.jp/kenkyu/
(2) 締切
2023年9月29日必着
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┃ 公益社団法人 日本設計工学会事務局 web・メール担当
┃ 〒169-0073 東京都新宿区百人町2-22-17
┃ TEL:03-5348-6301, FAX:03-5348-6280
┃ E-mail:webmaster@jsde.or.jp
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2023年度秋季大会研究発表講演会
大会HP
会告
開催日
2023年9月22日(金),23日(土)
会場
日本大学工学部・70号館(〒963-8642 福島県郡山市田村町徳定字中河原1)
(ただし、状況に 応じて オンラインによる 開催 に 変更する可能性 があります)
講演申込(論文投稿)期限
2023年8月18日(金) (延長いたしました)
参加登録締切
2023年9月14日(木)
問合せ先
〒169-0073 東京都新宿区百人町2-22-17セラミックスビル内
(公社)日本設計工学会 事務局
TEL:03-5348-6301,FAX:03-5348-6280
E メール:annu_conf@jsde.or.jp
2022年度 論文賞・奨励賞
論文賞・奨励賞は,本学会誌『設計工学』第57巻1号(2022年1月号)から第57巻12号(2022年12月号)までに掲載された論文20編を対象として,論文賞・奨励賞審査委員会(小林健一委員長)において慎重審議の上,規程に基づき推薦し,これを受けて理事会が決定した論文及び個人に対して2023年度通常総会(5月27日:慶應義塾大学日吉キャンパス)において授与されたものである.(敬称略)
論文賞
受賞者(1):三和怜央(関東学院大学 大学院),宮永宜典(関東学院大学 理工学部),辻森淳(関東学院大学 理工学部),富岡淳(早稲田大学 理工学術院)
研究論文:「油膜厚さ一定下および荷重一定下での実験によるディンプルを有するシール型スラスト軸受の潤滑特性の検討」
巻号頁:第57巻12号pp.621-636
論文概要:
潤滑面にディンプルを有するシール型スラスト軸受の潤滑特性について実験的に検討した.油膜厚さを固定して測定した結果を,荷重を固定した一般的な測定結果と比較し,その妥当性を明らかにした.両者の試験装置において,油膜力,摩擦トルク,流体膜厚を測定した.また,実験中に潤滑面を可視化した.円形ディンプルの油膜力は扇形ディンプルの約3倍であり,摩擦トルクも円形ディンプルの方が若干小さかった.両試験装置で得られた結果は,キャビテーション現象を含めてよく一致し,油膜厚さを固定した測定方法の妥当性が確認された.
奨励賞
受賞者(1):Kazumasa TAKADA(千葉工業大学)
研究論文:「Autonomous Operation System of Caisson Shovels in Narrow Underground Space at High Air Pressure」
巻号頁:第57巻8号pp.381-396
論文概要:
ニューマチックケーソン工法における無人化施工実現のため,ロボット化された複数のショベルが協調作業により自律的に掘削するシステムを開発した.1/10にスケールダウンされたプラットフォームにおいて,2台一組3グループによる土山バケツリレー協調作業実験を行い,衝突することなく効率的に掘削が可能であることを示した.また,大規模施工現場における40台規模の協調作業への適用可能性を示した.
2022年度 Valuable Publishing(VP)賞
武藤栄次賞Valuable Publishing(VP)賞は,設計工学の発展に寄与する価値の高い出版物の出版に尽力した者,すなわち企画,構成,執筆,校正などの実務に携わった者に,その功績を顕彰するために贈賞するものである.残念ながら2022年度は,武藤栄次賞Valuable Publishing(VP)賞に該当するものがなかった.
受賞出版物:
(該当なし)
受賞者:
(該当なし)
2022年度功労賞
2022年度功労賞は,永年にわたり設計工学教育に従事され優れた人材の育成をもって設計工学の発展に寄与された功労を顕彰し,2023年5月27日(土)開催の通常総会(慶應義塾大学日吉キャンパス)にて贈賞式が行われ,下記受賞者に賞状が授与された.(敬称略)
- 楠川量啓(高知工科大学)
- 相馬仁(名城大学)
- 松本宏行(ものつくり大学)
- 本田逸郎(兵庫県立大学)
2022年度秋季研究発表講演会優秀発表賞,学生優秀発表賞
2022年10月14日(金)~15日(土)名城大学 天白キャンパスにおいて開催された秋季大会研究発表講演会における講演聴講者の推薦投票結果に基づき,優秀発表賞2件,学生優秀発表賞3件が選定され,2023年5月27日(土),慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎ファカルティラウンジで開催された2023年度春季大会研究発表講演会技術交流会の席上にて贈賞式が行われた.(敬称略)
優秀発表賞
- 加藤恵輔(明治大学)
講演:「全方向移動ロボットに用いる車輪構成の提案と段差乗り上げ法の検討」 - 鈴木孝司(豊橋技科大学)
講演:「共沸系混合液と非共沸系混合液の過熱壁面上における液滴蒸発の違い」
学生優秀発表賞
- 白鳥貴之(東北大学・院)
講演:「生理用品における肌への摩擦刺激低減に関する研究」
指導教員賞:山口健(東北大学) - 吉田光(名城大学・院)
講演:「移動地面板を用いた平板下部に現れる蛇行流の調査」
指導教員賞:大藏信之,鈴木昌弘(名城大学) - 前野健(日本工業大学・院)
講演:「広い実作業領域を有する3-USR型パラレル機構の設計(能動ユニバーサル関節としての2自由度球面パラレル機構の提案)」
指導教員賞:樋口勝(日本工業大学)
2022年度武藤栄次賞優秀設計賞
武藤栄次賞優秀設計賞は,企業や研究機関において開発された製品や装置について,独創性,設計における重要な工夫,社会的な波及効果,特許及び実用新案の取得状況を主なる審査基準として,個人あるいは団体に贈賞されるものである.2022年度優秀設計賞審査委員会(岩附信行委員長)は,1件の製品を選定し,2023年5月27日(土)開催の通常総会(慶應義塾大学日吉キャンパス)の席上にて表彰した.(敬称略).
設計製品
「AI感性認知評価に基づく人に寄り添ったインテリジェントHCL照明システムASACOLOR LED-EMMOの開発」
設計者:
- 綿貫啓一(埼玉大学)
- 増子直也(株式会社朝日ラバー)
- 川口武(株式会社朝日ラバー)
- 田崎益次(株式会社朝日ラバー)
概要:
LEDと蛍光体を用いた波長制御技術による自然光に近いブロードな波長の光と,AI感性解析と連動させることにより,リアルタイムで感性や体調などに応じた人に寄り添った照明光へ調整するHCL(Human Centric Lighting)照明システムを設計した.照明光は,同じ白色光でも「眠気を感じにくい」「文字がくっきり読める」「眠気を誘う」といった分光波長の異なる光へ切り替えられるよう設定している.AIを用いて,様々なシーンで人の感性に寄り添いながらQOL向上に貢献するHCL照明システムの提供を実現していく.
2022年度 The Most Interesting Reading賞
2022年1月号から12月号に掲載された一般解説記事編から,The Most Interesting Reading賞に関する選考の結果,下記1件2名の方が選考され,5月27日,慶應義塾大学日吉キャンパスで開催された2023年度通常総会にて贈賞式が行われた.(敬称略)
受賞者(1)
宮田 喜久子(名城大学理工学部 交通機械工学科),原 進(名古屋大学 大学院工学研究科)
解説
「航空宇宙分野における着陸衝撃応答制御機構でのばねの活用」
巻号頁
第57巻10号pp.483-489