ホーム » 「announce-top」タグがついた投稿 (ページ 6)
タグアーカイブ: announce-top
幾何公差ワークショップ with YouTube ~ Level 1(サイズ公差と幾何公差) ~
1.講習会の趣旨
機械製図では,あいまいな解釈がされてはならず,そのために,ISO/JISに準拠したGPS(製品の幾何特性仕様,以下,幾何公差と略して呼ぶ)で指示する必要があります.ところが,日本での教育現場,産業の現場では,幾何公差が十分普及しているとは言えません。ものづくりがグローバル化するにつれて,幾何公差による図面の必要性が高まっています。
そこで,公益社団法人日本設計工学会(JSDE)では、動画教材をYouTubeで公開し,さらにその動画を利用したワークショップを開催して幾何公差の普及・啓蒙活動に寄与します。
2.動画教材のチャンネルURL(閲覧無償)
日本設計工学会では,以下のチャンネルより幾何公差の動画教材を公開しています。受講の有無にかかわらず無償で閲覧可能です。(図1は,動画教材の一例)
3.ワークショップの特長
本ワークショップでは,動画を事前に視聴したことを前提に対面で演習を行います。動画を視聴しただけでは身につかない,サイズ公差・幾何公差を実際の図面に適用する能力を養います。
本ワークショップは,図2に示すようにレベル分けされており,現在,Lv.1~Lv.3を開講予定です。Lv.1は,サイズ公差と幾何公差を扱います。Lv.2では,最大実体公差方式(マルM)と組立ての条件を扱います。Lv.2までのワークショップによって幾何公差の理解は深まりますが,実際に図面に適用させる能力を身につけるには, Lv.3の図例検討を繰り返す必要があります。
このように,受講者の習熟度合に応じてワークショップを選択することができ,幾何公差の図面が描けるまでを総合的にサポートいたします。

4.日時
2024年8月23日(金)10:00~17:00
5.場所
早稲田大学 西早稲田キャンパス 62W号館 1階 大会議室A(地図)
6.参加費(テキスト代を含まず)
学会員 10,000円(非課税),非会員 20,000円(税込)
学生会員 5,000円(非課税),学生非会員 5,000円(税込)
7.テキスト
書籍『幾何公差・公差解析実践ハンドブック』(森北出版)
テキスト代 6,600円(税込)
8.申込み
こちらからお申し込みください。
締切り:2024 年 7 月 26 日(金)
9.募集人数
10名(多数の場合は抽選とします)
10.講師
関東学院大学 准教授 鈴木伸哉
11.問合せ先
日本設計工学会事務局 E-mail: jimukyoku@jsde.or.jp
『日本学術振興会』 育志賞受賞候補者の推薦に関するお知らせ
令和6年度の日本学術振興会 育志賞受賞候補者の推薦が大学,および学術団体に依頼されております(2024年5月28日締切).
日本学術振興会 育志賞|日本学術振興会 (jsps.go.jp)
日本設計工学会の会長推薦を希望する場合は,2024年4月30日までに事務局にお申し出ください.
2024年度 デザイン科学基礎講座 感動と創造
2024年度 デザイン科学基礎講座 「不確かさ」に対して頑強な設計の知恵
2024年6月19日 @ 17:00 – 19:30
訃報 元会長 下田 博一 先生 ご逝去のお知らせ
2024年2月18日,本会名誉会員で2011年から2年間本会会長を務められた,明治大学名誉教授下田博一先生がご逝去されました。73歳でした。

下田先生は,1973年に明治大学工学部を卒業され,同大学院博士課程を経て,1978年より40年間明治大学にて教育・研究に勤め,2018年に明治大学を退職,同大学名誉教授の称号を贈られました。
ご専門は,転がり機械要素・トライボロジ,とくに,ボールねじに関して数々の研究業績を残され,1999 年には「ボールねじ用リップ型シールの開発と防塵性能試験」で本会の論文賞を受賞されました。先生のボールねじに関する知見は,我が国のみならず世界の産業界から頼られJIS・ISO規格の整備に携わられ,現在も多くの門下生が日本の製造業の屋台骨を支えるボールねじメーカで活躍しています。
本会には1988年に入会され,多くの部会・委員会で活躍されたのち,庶務会計部会長として各種規程の整備を進め,学会の財政基盤を立て直し公益社団法人化にご尽力されるとともに,創立40周年記念事業として第1回の国際会議ICDES2005をウィーンにて企画・開催されました。1997年から理事,副会長といった役職を歴任,2011年から2年間会長を務められ,2014 年から学会名誉員として学会を見守っていただいてきました。このように現在の本会の礎を築いていただいた先生を失いましたことは,まことに残念に存じます。
下田先生のご逝去にあたり,心より哀悼の意を表し,ご冥福をお祈りしますとともに,謹んで会員各位にお知らせいたします。
デザイン科学基礎講座 「不確かさ」に対して頑強な設計の知恵
~“高度化・多機能化”と”安心”のはざまで,設計にできること~
講師
松岡由幸(慶雄義塾大学名誉教授,早稲田大学客員教授,デザイン塾 主宰)
1.開催主旨
設計者は常に「不確かさ」に悩まされているのではないでしょうか.製品やシステムを設計するうえでは,多くの不確かさが存在します.例えば,寸法や材料成分のばらつきから,使用環境の多様性,想定外の自然災害など. 本講座では,それらの「不確かさ」に対して,頑強,かつ,できるかぎり安定的な機能を確保するための,設計の知恵や工夫,最新の手法などについて,数式を極力用いずに,概念として紹介していきます.
(1)適正技術,中間技術の再考
製品やシステムの多機能化,採用する技術の高度化を実現するため,それらは大規模化・複雑化の一途を辿っています.ここでは,それに伴う諸問題に対し,エルンスト・F・シューマッハが提唱した「適正技術」とその手段である「中間技術」に注目し,現在の立場から再考します.
(2)設計の単純化
大規模化・複雑化した製品やシステムの構成を単純化することで,安定した機能や品質を確保するための設計上の視点を紹介します.さらに,それを容易に実現するためにグラフ理論を用いる手法についても紹介します.
(3)最適化とその功罪
最適化手法を概念的にわかりやすく解説するとともに,その効果を説明します.併せて,設計の現場にて,それらの手法を用いることで陥りやすい問題についても,紹介していきます.
(4)2つのロバスト設計
「不確かさ」には,内乱と外乱があります.ここでは,内乱を中心にした従来型の品質工学に加え,多様な使用環境・条件である外乱に対応可能な,新たなロバスト設計の手法を概説します.
2.実施方法
Zoomによるオンライン
3.日 時
2024年2月21日(水):18:00-20:00
4.参加費(テキスト分を含みます.)
学協会員(共催学協会):10,000円,非会協員:15,000 円,学生会員・学生非会員6,000円
5.テキスト
書籍『ロバストデザイン:「不確かさ」に対して頑強な設計法』を配布. ※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.
6.申込み先
下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/oZK5AQnathBxe5E66
7.問い合わせ先
デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com
問合せ先:設計工学会事務局
E-mail: jigyou_koshu@jsde.or.jp