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2023 Design Science Lecture “Plastic Product Planning, Design and Design Seminar”

~ “10” know-how to bring out the unique charm of plastics ~

1.講習会の趣旨

プラスチックは,これまでずっと虐げられてきたと考えるのは私だけでしょうか.この材料は,人類が自ら生み出した,唯一本格的な人工材料です.それにも拘わらず,その親である人類は,その加工性のよさや安価などから,単に”便利な代替材料’として多用するに止まり,それ独自の美の追求や表現をなおざりにしてきたといえるのではないでしょうか.その結果,挙句の果ては,海洋ごみをはじめとして多くの問題を抱え,プラスチックは,あたかもヒール(悪役)として扱われている気さえもします.

本講習会では,このプラスチック問題に対し,プラスチック独自の美とは何か?他の天然材料では表現できない特長は?といった,プラスチック固有の魅力に注目します.その固有の魅力を製品化することにより,プラスチックの価値を高め,プラスチックを長く大切に使う新たな社会・文化をも視野に入れ,本講習会では,それに向けた”10”のノウハウを紹介していきます.

2.講習会の内容

本講座では,プラスチック独自の魅力を表現可能な11個の因子を説明するとともに,それらにより生み出される10種類の製品カテゴリー(下記)とその製品化のためのノウハウについて,事例を用いて紹介します.

<光学特性>

  • ノスタルジー型
  • カラフル・デライトフル型
  • バイヤインスパイヤード型
  • ニューテクスチャ型
  • トランスペアレント型
  • ルミナス型

<形状特性>

  • イノベーティブモデリング型
  • シュパンヌンク型

<機能特性>

  • アルティメイトパフォームド型
  • クリーンプレザント型

3.講習会の特長

本講習会では,プラスチック独自の魅力を生み出すノウハウを,具体的な物理特性を用いて,説明します.

なお,その際,デザイン科学における「多空間デザインモデル」の切り口を用いて,どのような物理特性(属性,状態)がユーザーの評価(意味)を生み,そして,新たなプラスチック独自の魅力(価値)が創出されるかについて,わかりやすく解説します.

3.日時:以下の中から,どちらかをお選びください.

第1回:2023年7月28日(金)18時-20時

第2回:2023年7月29日(土)10時-12時

※どちらも,内容は同じです

4.実施方法:Zoom開催

5.参加費(テキスト代を含む):

学会員12,000 円,非会員 17,000 円

学生会員・学生非会員10,000 円

6.テキスト:

書籍『プラスチックの逆襲』(丸善プラネット)

  『デザインサイエンス』(丸善)

※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.

参加申込・問合せ

申込締切:2023年6月30日(金)

問合せ先:デザイン塾事務局

E-mail: mlabsec@googlegroups.com