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2024年学会誌表紙
奈良工業高等専門学校 学生作品

事務局 Office

〒169-0073
東京都新宿区百人町2-22-17
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2-22-17 Ceramics Building, Hyakunincho, Shinjuku-ku, Tokyo, 169-0073

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Tel: 03-5348-6301
Fax: 03-5348-6280


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デザイン科学基礎講座 「不確かさ」に対して頑強な設計の知恵

“高度化・多機能化”と”安心”のはざまで,設計にできること

講師

松岡由幸(慶雄義塾大学名誉教授,早稲田大学客員教授,デザイン塾 主宰)

1.開催主旨

設計者は常に「不確かさ」に悩まされているのではないでしょうか.製品やシステムを設計するうえでは,多くの不確かさが存在します.例えば,寸法や材料成分のばらつきから,使用環境の多様性,想定外の自然災害など. 本講座では,それらの「不確かさ」に対して,頑強,かつ,できるかぎり安定的な機能を確保するための,設計の知恵や工夫,最新の手法などについて,数式を極力用いずに,概念として紹介していきます.

(1)適正技術,中間技術の再考
製品やシステムの多機能化,採用する技術の高度化を実現するため,それらは大規模化・複雑化の一途を辿っています.ここでは,それに伴う諸問題に対し,エルンスト・F・シューマッハが提唱した「適正技術」とその手段である「中間技術」に注目し,現在の立場から再考します.
(2)設計の単純化
大規模化・複雑化した製品やシステムの構成を単純化することで,安定した機能や品質を確保するための設計上の視点を紹介します.さらに,それを容易に実現するためにグラフ理論を用いる手法についても紹介します.
(3)最適化とその功罪
最適化手法を概念的にわかりやすく解説するとともに,その効果を説明します.併せて,設計の現場にて,それらの手法を用いることで陥りやすい問題についても,紹介していきます.
(4)2つのロバスト設計
「不確かさ」には,内乱と外乱があります.ここでは,内乱を中心にした従来型の品質工学に加え,多様な使用環境・条件である外乱に対応可能な,新たなロバスト設計の手法を概説します.

2.実施方法

Zoomによるオンライン

3.日 時

2024年2月21日(水):18:00-20:00

.参加費(テキスト分を含みます.)

学協会員(共催学協会):10,000円,非会協員:15,000 円,学生会員・学生非会員6,000円

5.テキスト

書籍『ロバストデザイン:「不確かさ」に対して頑強な設計法』を配布. ※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.

6.申込み先

下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/oZK5AQnathBxe5E66

7.問い合わせ先

デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com

問合せ先:設計工学会事務局

E-mail: jigyou_koshu@jsde.or.jp

セットベース設計講習会

~製品開発の期間短縮とコスト削減~

1.開催主旨

セット(範囲)ベース設計手法は,設計行為の発想法であると同時に具体的設計解を導出する設計手法であり,現在の世界の主流である設計対象現象の離散的変化を基礎にし,計算機の能力を基盤にしたポイントベース設計手法(CAE)とは対岸にある設計手法です.また,セットベース設計は多目的性や様々な不確定性についても検討対象としています.本講習会では,セットベース設計手法について背景も含めたその意味・意義,これまでの研究や展開,今後の発展性,産業への展開性などについて解説するとともに,セットベース設計のためのソフトウェアを用いた演習も行います. 主に設計・デザイン領域の実務者,研究者,教育者を対象としていますが,セットベース設計に関心のある学生も対象とします.

2.定 員

30名程度(応募多数の場合は抽選)

3.日 時

2024年2月20日(火):17:00-20:00

4.開催場所

Zoomによるオンラインで行います.

5.講 師(予定)

石川晴雄(電気通信大学) 福永泰大(株式会社フォトロン)  加藤健郎(慶應義塾大学)

6.参加費

会員10,000円(非課税,協賛学会員を含む),非会員20,000円(税込),
学生会員5,000円(非課税),学生非会員5,000円(税込)

7.申込み締切り

2024年2月5日(月)

8.問合せ先

(公社)日本設計工学会 事業部会 講習会担当
〒169-0073 新宿区百人町2-22-17
TEL 03-5348-6301 FAX 03-5348-6280 E-mail: jigyou_koshu@jsde.or.jp

9.講習会内容(予定)

①セットベース設計の考え方: 設計プロセスでの手戻りを大幅に減らすことなどを目標にして,異種性・背反性のある複数目標を同時実現する複数設計変数の範囲解を短時間で求める手法である選好度セットベース設計(PSD)手法について説明します.
②ソフトウェア(PSDソルバー)の紹介:片持ち梁などの簡単な例題を使って,PSDソルバーの基本機能の演習を行います.なお,以下の書籍にもソフトウェアの使用方法の説明があるので,読んでおくことをおすすめします。
『セットベース設計実践ガイド,森北出版(2019)』
③セットベース設計の応用:PSD手法を,定量・定性データを含む購買データ分析に応用した事例を紹介します.
*講義内容については一部変更する場合もありますのでご了承ください.

10. その他

ソフトウェア(Web版)を利用予定ですので,安定したインターネット環境でご参加ください.

問合せ先:設計工学会事務局

E-mail: jigyou_koshu@jsde.or.jp

Design for Additive Manufacturing (DfAM)講習会

~積層造形の特長を活かす設計をコンピュータで実現する~

1.講習会の内容

Additive Manufacturing(AM)とは,3Dプリンティングとして知られる積層造形法により部品や製品を製作することです。AMは除去加工や変形加工と異なり,材料を層状に積み重ねて立体造形するので,物体の内部に細かな加工をしたり,複雑な形状を成形したりすることが容易です。この特長を利用することで,これまで困難だった部品の一体化,軽量化,複数材料の利用などが可能になる例があり,その設計は,Design for Additive Manufacturing (DfAM)と呼ばれています。DfAMを効果的に利用した部品は,従来にない特性を有するので,既存製品を圧倒する革新的な製品につながります。

本講習会では,DfAMの概念と方法について,DfAMの実践に欠かせないコンピュテーショナルデザインと合わせて説明します。

2.開催の動機と講習会の特長

DfAMは比較的新しい言葉でありますが,従来より「3Dプリンターならではの設計」などとして注目されていました。DfAMによる設計例は欧米では多いのですが,残念ながら国内での実用例はあまり聞きません。その理由はコンピュテーショナルデザインへの馴染みが少ないからではないかと考え,これとセットで紹介するDfAM講習会を開催することとしました。

コンピュテーショナルデザインはコンピュータが設計することであり,3D-CADを使って人が設計をするデジタルデザインとは異なります。DfAMによる設計は,複雑な形状になりやすいことから,アイディアの生成から寸法の計算,モデリングの操作まで全て人が行うには,あまりに煩雑で困難な作業となります。そのため,コンピュータプログラムや人工知能(AI)の力を活用しておおよその形状を作成する方法が現実的な手段となります。

本講習会では,DfAMとコンピュテーショナルデザインを具体的な方法を含めて説明します。

3.講座の内容

 ① DfAMについて

AMの特徴,DfAMの分類,メタマテリアル,コンプライアントメカニズムなど

② コンピュテーショナルデザイン

ジェネラティブデザイン,アルゴリズミックデザイン,形態認知,美的好み,機械学習など

③ 実際の方法

DfAMの実践例(プログラミング方法,造形方法)

4.日時2023年9月14日(木)17:00-20:00

5.実施方法:Zoomによるオンラインで行います。

6.講師

講師:舘野寿丈(明治大),加藤健郎(慶應義塾大)

7.参加費

学会員10,000円(協賛学会員を含む),非会員20,000円

学生会員・学生非会員5,000円

参加申込・問合せ

申込締切:2023年8月21日(金)

問合せ先:設計工学会事務局

E-mail: jimukyoku@jsde.or.jp

2023年度 デザイン科学講座「プラスチック製品の企画・デザイン・設計講習会」

~プラスチック独自の魅力を引き出す,“10”のノウハウ~

1.講習会の趣旨

プラスチックは,これまでずっと虐げられてきたと考えるのは私だけでしょうか.この材料は,人類が自ら生み出した,唯一本格的な人工材料です.それにも拘わらず,その親である人類は,その加工性のよさや安価などから,単に”便利な代替材料’として多用するに止まり,それ独自の美の追求や表現をなおざりにしてきたといえるのではないでしょうか.その結果,挙句の果ては,海洋ごみをはじめとして多くの問題を抱え,プラスチックは,あたかもヒール(悪役)として扱われている気さえもします.

本講習会では,このプラスチック問題に対し,プラスチック独自の美とは何か?他の天然材料では表現できない特長は?といった,プラスチック固有の魅力に注目します.その固有の魅力を製品化することにより,プラスチックの価値を高め,プラスチックを長く大切に使う新たな社会・文化をも視野に入れ,本講習会では,それに向けた”10”のノウハウを紹介していきます.

2.講習会の内容

本講座では,プラスチック独自の魅力を表現可能な11個の因子を説明するとともに,それらにより生み出される10種類の製品カテゴリー(下記)とその製品化のためのノウハウについて,事例を用いて紹介します.

<光学特性>

  • ノスタルジー型
  • カラフル・デライトフル型
  • バイヤインスパイヤード型
  • ニューテクスチャ型
  • トランスペアレント型
  • ルミナス型

<形状特性>

  • イノベーティブモデリング型
  • シュパンヌンク型

<機能特性>

  • アルティメイトパフォームド型
  • クリーンプレザント型

3.講習会の特長

本講習会では,プラスチック独自の魅力を生み出すノウハウを,具体的な物理特性を用いて,説明します.

なお,その際,デザイン科学における「多空間デザインモデル」の切り口を用いて,どのような物理特性(属性,状態)がユーザーの評価(意味)を生み,そして,新たなプラスチック独自の魅力(価値)が創出されるかについて,わかりやすく解説します.

3.日時:以下の中から,どちらかをお選びください.

第1回:2023年7月28日(金)18時-20時

第2回:2023年7月29日(土)10時-12時

※どちらも,内容は同じです

4.実施方法:Zoom開催

5.参加費(テキスト代を含む):

学会員12,000 円,非会員 17,000 円

学生会員・学生非会員10,000 円

6.テキスト:

書籍『プラスチックの逆襲』(丸善プラネット)

  『デザインサイエンス』(丸善)

※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.

参加申込・問合せ

申込締切:2023年6月30日(金)

問合せ先:デザイン塾事務局

E-mail: mlabsec@googlegroups.com

2023年度 デザイン科学基礎講座「タイムアクシスデザイン(時間軸設計) 講習会」

〜事例に学ぶ7つの視点と応用のコツ〜

1.講座の趣旨:

本講座では,「タイムアクシスデザイン(時間軸設計.以下,TaD)」の7つの視点と応用のコツを,事例をまじえて紹介します.TaD は,文字通り,時間軸をデザイン(設計)する新理論・方法論です.これは,新価値創造,持続的社会に向けた新たなモノ・コトづくりです.

TaDは,様々な効果をもたらします.まず,従来3次元空間で考えてきたデザイン(設計)を4次元の時空間で考えるため,解(アイデア)の可能性が大きく拡大します.また,時間軸を操作することで,個別ユーザ,多様な使用環境,時間軸の価値変動などへの対応も可能です.さらに,製品の長期間使用により,使い捨て社会から製品を大切に使う新たな精神価値社会の醸成にもつながり,その結果,環境負荷の低減,資源エネルギー問題へも自然と貢献することも期待されています. 

2.講座の内容:

以下の7つの視点を通じて,TaD の理論・方法論と実践事例をわかりやすく紹介していきます.

  • 長期に使用できる
  • 使うにつれ,価値が成長する
  • 使うにつれ,愛着が増していく
  • さまざまな好みや環境の変化に適応できる
  • 時を経ても新鮮で,変化を楽しむことができる
  • 使い始めるまでの文脈の効果が発揮できる
  • さまざまな時間の長さに対応できる(マルチスケールへの対応)

3.実施方法:Zoomによるオンラインで行います.

4.日時:2023年9月8日(金)17時-20時

5.参加費:テキスト分を含みます.

学会員(共催学会)15,000

非会員25,000 円

学生会員・学生非会員10,000 円

6. テキスト

書籍『タイムアクシスデザインの時代』

   『デザインサイエンス~未来創造の6つの視点』

※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.

参加申込・問合せ

申込締切:2023年8月21日(月)

問合せ先:デザイン塾事務局

E-mail: mlabsec@googlegroups.com

2023年度「デザイン科学」基礎講座 (全3回)

~人はなぜ,創造できるのか?この新理論が,革新的開発力の”体幹”を創り出す!~

 昨年度に実施した本講習会が好評であり,定員オーバーであったことなどから,今年度も実施致します.内容は,事例紹介の追加やノウハウ修得のコツなど,内容を充実させて実施致しますので,ぜひご参加ください.

1.基礎講座の内容

デザイン科学とは,デザイン・設計という人の創造的な行為に関する知の統合を図ることで,その行為の本質を明らかにし,様々な応用を目指す学問です.

本基礎講座では,デザイン科学の基盤をなす3つの理論を,3回にわたり,わかりやすく紹介します.

第1回:「デザイン科学概論とAGE思考モデル」

~人はなぜ,デザイン・設計できるのか?

日時:2023年8月7日(月)17:00-20:00

講師:松岡由幸(慶大/早大)

第2回:「デザイン二元論:創発デザインと最適デザイン」

~革新的で,かつ完成度の高いモノ・コトを創造するために

日時:2023年8月21日(月)17:00-20:00

講師:松岡由幸(慶大/早大),宮下朋之(早大),佐藤浩一郎(千葉大)

第3回:「多空間デザインモデルとMメソッド」

~すべてのデザイン・設計に共通する思考の理論と,その応用法

日時:2023年8月28日(月)17:00-20:00

講師:松岡由幸(慶大/早大),加藤健郎(慶大),井関大介(東京造形大)

※毎回,最後の30分に,懇談・相談会を実施いたします.

※Zoom開催:参加確定(参加費振込み)後に,URLをお知らせいたします.

※テキスト:『DESIGN SCIENCE』,『Mメソッド』,『デザイン科学概論』(テキストは,ご指定の住所に送付致します.)

2.開催の趣旨と講座の特長

これまで,発想法やデザイン思考を学んだものの,未だ,革新的な開発に至らないと実感されておられる方は,いらっしゃいませんか?それは,開発力における“体幹”の不足が根源的理由の1つです.

そのため,本講座の主な狙いは,「デザイン・設計する」「製品企画する」,そういった創造的行為・思考の本質・メカニズムを解説し,革新的開発力の“体幹”を身につけていただくことです.

デザイン・設計,製品企画の現場においては,様々な手法の導入を試みることが多いでしょう.確かに,それらは,改良型開発や開発の下流過程における品質や信頼性の確保には有効です.しかし,革新性を求められる上流過程においては,それだけではうまくいきません.これは,私達の長い実務経験での実感でもあります.

本講座では,その上流過程に不可欠な“体幹”となる,デザイン・設計の本質を示す新理論を紹介いたします.

3.参加費(テキスト代を含む)

学会員30,000円,非会員40,000円

学生会員・学生非会員15,000円

※対象学会:共催の全学会

参加申込・問合せ

申込締切:2023年7月24日(月)

問合せ先:デザイン塾事務局

E-mail: mlabsec@googlegroups.com

パンフレット

若手・新人設計者,機械設計を学ぶ学生のための形状設計ノウハウ講習会

 昨年度に実施した本講習会が好評であり,定員オーバーであったことなどから,今年度も実施致します.内容は,事例紹介の追加やノウハウ修得のコツなど,内容を充実させて実施致しますので,ぜひご参加ください.

1.講習会の内容

熟練設計者の方々から集めた形状設計に関するノウハウを,その正しい使い方とともに紹介します.

①本講習会の意義と設計業務への活かし方

②棒材の形状設計ノウハウ(押出品等)

③板材の形状設計ノウハウ(プレス品,樹脂成型品)

④形状設計ノウハウの本質と修得のコツ

2.開催の動機と講習会の特長

 皆さんは,機械設計や製品開発の現場でどのように設計すればいいのかわからず,いろいろ考え抜いた結果,結局,上司や先輩の設計者にアドバイスを受けるしか他に方法がなかった経験はありませんか? 私が企業で設計に従事していた頃には,よくそのようなことがありました.特に新人設計者の時はそうでした.

 たとえば,ある金具の設計において,金具の肉厚を増加させれば,強度や剛性は向上します.しかし,それでは材料費が上がり,重量も増加してしまいます.設計経験の少ない新人設計者にはどうしていいのかわからないのです.ビードを設定する,フランジアップを施すなどのノウハウは,学生時代には教わらないのです.

 一般に学生時代には,「このような形状」ならば「この程度の強度を有する」という評価法を,力学のなかで学びます.しかし逆に,「この程度の強度を有する」ためには「このような形状」がよいという設計ノウハウについては学んでいないのです.そのため,現在でも,新人や若手の設計者は,上司や先輩からアドバイスをもらい,経験をつむことによって学ぶしかない,のが実状ではないでしょうか.これでは,いつまでも上司や先輩には頭があがらないですよね.

 このような背景から,本講習会では,若手・新人の設計者,就職前の機械設計を学ぶ学生に向けて,熟練設計者の頭の中にある形状設計ノウハウを紹介します.

3.本講習会の特長

● ノウハウがわかりやすい.

・形状にノウハウを適用する前(Before)と適用した後(After)の組み合わせを一覧表で紹介します.

・設計現場で用いる専門用語を一覧表で掲示します.

● ノウハウの効果を理解しやすい.

・ノウハウの効果を端的に説明します.

・計算結果(FEM解析結果)をわかりやすく図で示します.

● ノウハウが使いやすい.

・身近な使用例を紹介します.

・ノウハウの適正な使用条件,不適正な使用条件を,加工法やその他の注意事項とともに,明らかにします.

開催日

以下の中から,どちらかをお選びください.

第1回:2023年6月10日(土)10時-12時

第2回:2023年6月12日(月)18時-20時

※どちらも,内容は同じです

講演者

  • 松岡由幸(慶應義塾大学名誉教授/早稲田大学客員教授)

会場

Zoom開催

参加費(テキスト代2,750円を含む)

学会員(主催・後援の全学会)8,000 円

非会員 16,000 円

学生会員・学生非会員5,000 円

テキスト

書籍『形状設計ノウハウ集~熟練設計者の頭の中にある,知恵と工夫を教えます』(近代科学社)

※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.

参加申込・問合せ

申込締切:2023年5月31日(水)

問合せ先:デザイン塾事務局

E-mail: mlabsec@googlegroups.com

DfAM講習会のご案内 Design for Additive Manufacturing (DfAM)講習会

〜積層造形の特長を活かす設計をコンピュータで実現する〜

1.講習会の内容
Additive Manufacturing(AM)とは,3Dプリンティングとして知られる積層造形法により部品や製品を製作することです。AMは除去加工や変形加工と異なり,材料を層状に積み重ねて立体造形するので,物体の内部に細かな加工をしたり,複雑な形状を成形したりすることが容易です。この特長を利用することで,これまで困難だった部品の一体化,軽量化,複数材料の利用などが可能になる例があり,その設計は,Design for Additive Manufacturing (DfAM)と呼ばれています。DfAMを効果的に利用した部品は,従来にない特性を有するので,既存製品を圧倒する革新的な製品につながります。
本講習会では,DfAMの概念と方法について,DfAMの実践に欠かせないコンピュテーショナルデザインと合わせて説明します。

2.開催の動機と講習会の特長
DfAMは比較的新しい言葉でありますが,従来より「3Dプリンターならではの設計」などとして注目されていました。DfAMによる設計例は欧米では多いのですが,残念ながら国内での実用例はあまり聞きません。その理由はコンピュテーショナルデザインへの馴染みが少ないからではないかと考え,これとセットで紹介するDfAM講習会を開催することとしました。
コンピュテーショナルデザインはコンピュータが設計することであり,3D-CADを使って人が設計をするデジタルデザインとは異なります。DfAMによる設計は,複雑な形状になりやすいことから,アイディアの生成から寸法の計算,モデリングの操作まで全て人が行うには,あまりに煩雑で困難な作業となります。そのため,コンピュータプログラムによっておおよその形状を作成する方法が現実的な手段となります。
本講習会では,DfAMとコンピュテーショナルデザインを具体的な方法を含めて説明します。
3.講座の内容
 (1)DfAMについて
AMの特徴,DfAMの分類,メタマテリアル,コンプライアントメカニズムなど
(2)コンピュテーショナルデザイン
ジェネラティブデザイン,アルゴリズミックデザイン,形態認知,美的好み,機械学習など
(3)実際の方法
DfAMの実践例(プログラミング方法,造形方法)

4.日時:2022年9月15日(木)17:00-20:00

5.実施方法:Zoomによるオンラインで行います。

6.講師
講師:舘野寿丈(明治大),加藤健郎(慶應義塾大)

7.参加費
学会員10,000円,非会員20,000円
学生会員・学生非会員5,000円

8.申込み:
https://forms.gle/utGimBGJnXPGseAh9

締切り:2022年7月31日(火)

9.問合せ先:設計工学会事務局
E-mail: jimukyoku@jsde.or.jp

2022年度「デザイン科学」基礎講座

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エンジニア,デザイナー,経営者,研究者のための

2022年度「デザイン科学」基礎講座 (全3回)

~人はなぜ,創造できるのか? この新理論が,革新的開発力の”体幹”を創り出す!~

1.基礎講座の内容

デザイン科学とは,デザイン・設計という人の創造的な行為に関する知の統合を図ることで,その行為の本質を明らかにし,様々な応用を目指す学問です.

本基礎講座では,デザイン科学の基盤をなす3つの理論を,3回にわたり,わかりやすく紹介します.

第1回:「デザイン科学概論とAGE思考モデル」

~人はなぜ,デザイン・設計できるのか?

日時:2022年7月6日(水)17:00-20:00

講師:松岡由幸(慶大/早大)

第2回:「デザイン二元論:創発デザインと最適デザイン」

    ~革新的で,かつ完成度の高いモノ・コトを創造するために

    日時:2022年7月13日(水)17:00-20:00

講師:松岡由幸(慶大/早大),宮下朋之(早大),佐藤浩一郎(千葉大)

第3回:「多空間デザインモデルとMメソッド」

~すべてのデザイン・設計に共通する思考の理論と,その応用法

日時:2022年7月20日(水)17:00-20:00

講師:松岡由幸(慶大/早大),加藤健郎(慶大),井関大介(東京造形大)

※毎回,最後の30分に,懇談・相談会を実施いたします.

※Zoom開催:参加確定(参加費振込み)後に,URLをお知らせいたします.

※テキスト:『DESIGN SCIENCE』,『デザイン科学概論』(本書は,デザイナーやエンジニアなどに多く読まれ,以前には,amazonの科学読み物ランキングにおいて,ベストセラーになっています.なお,テキストは,ご指定の住所に送付いたします.)

2.開催の趣旨と講座の特長

これまで,発想法やデザイン思考を学んだものの,未だ,革新的な開発に至らないと実感されておられる方は,いらっしゃいませんか?それは,開発力における“体幹”の不足が根源的理由です.

そのため,本講座は,デザイン・設計の現場で直接用いる手法の紹介を目指していません.それも一部は紹介しますが,主な狙いは,「デザイン・設計する」「製品企画する」,そういった創造的行為・思考の本質・メカニズムを解説し,革新的開発力の“体幹”を身に着けていただくことです.

デザイン・設計,製品企画の現場においては,とかく,具体的で,即,実践に適用できそうな目先の手法の導入を試みることが多いでしょう.確かに,それらは,改良型開発や開発の下流過程における品質や信頼性,安全の確保には有効です.しかし,革新性を求められる上流過程においては,それだけではうまくいきません.これは,私の長い実務経験での実感でもあります.

本講座では,その上流過程に不可欠な“体幹”となる,デザイン・設計の本質を示す新理論を紹介いたします.

3.参加費(テキスト代を含む)

<全3回参加の方>

学会員25,000円,非会員30,000円

学生会員・学生非会員10,000円

※対象学会:共催の3学会

4.申込み:

https://forms.gle/XDcuwsbtAAmqxnUC6

締切り:2022年5月31日(火)

5.問合せ先:デザイン塾事務局

E-mail: mlabsec@googlegroups.com