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2025年度 デザイン科学基礎講座 新価値創造をもたらす「デザインと設計のあいだ」
~両者のいいとこ取りするモノづくり~
1.講習会の趣旨
本講習会では,「デザインと設計のあいだ」に注目します.デザインと設計の両行為における本質的な相違を示し,その両特徴を統合するための創造の在り方,コツを紹介していきます.
2.講習会の内容
(1)デザイナーと設計者の分化
デザイナーと設計者は,いつから分化したか,その背景には何があったか.そして,それ以降,現在に至るまでのこの両者はいかに変遷していったかについて解説します.
(2)デザインと設計に足りないもの
現在における,デザインと設計のそれぞれに足りないものについて,デザイン科学の基礎理論である多空間デザインモデルに基づき,説明します.
(3)デザイナーと設計者における思考の違い
デザイン科学の立場から,デザイナーと設計者における思考の違いに関して,その一般的な傾向を解説します.また,そこから,新価値創造のためのヒントを考察します.
(4)デザインと設計の共創・統合
デザインと設計の共創・統合の仕方に関して,製品開発の事例をまじえて,考察します.
(5)デジタル化が生む新たな展開
AIの導入など,モノづくりにおけるデジタル化に伴う,デザインと設計の新たな在りようについて述べていきます.
3. 講師:松岡由幸(慶應義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)
4.日時:
2025年7月16日(水)13:00-15:30
5.実施方法:Zoomによるオンライン開催
6.参加費(テキスト代を含む):
学協会員(共催学協会):8,000円(非課税)
非会協員:15,000 円 (税込)
学生会員:7,000円(非課税)
学生非会員:7,000円(税込)
7.テキスト:書籍『Design Science』を配布
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.
8.申込み:下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/MGbRbi2cJ7AYNL2C8
締切り:2025年7月1日(火)
9.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com
2025年度 デザイン科学基礎講座 「不確かさ」に対して頑強な設計の知恵
“高性能化・多機能化”と”安心”のはざまで,設計にできること
1.講座の趣旨:
設計者は常に「不確かさ」に悩まされているのではないでしょうか.製品やシステムを設計するうえでは,多くの不確かさが存在します.例えば,寸法や材料成分のばらつきから,使用環境の多様性,想定外の自然災害など.
本講座では,それらの「不確かさ」に対して,頑強,かつ,できるかぎり安定的な機能を確保するための,設計の知恵や工夫,最新の手法などについて,数式を極力用いずに,概念として紹介していきます.
(1) 設計の難しさと魅力
設計という人の創造的な行為の難しさとその魅力について,デザイン科学の立場から解説します.そして,その難しい設計行為を,設計者の皆さんは日頃,どのように日頃行っておられるかについて,科学的に解説します.
(2) 熟練設計者の頭の中にある知恵
設計のノウハウは,経験を積み重ねることで,蓄積していくことが一般的です.そのため,それらのノウハウの多くは,暗黙知として,熟練設計者の頭の中にあります.ここでは,その暗黙知の一部をわかりやすい形式知として紹介していきます.
(3)設計の単純化
大規模化・複雑化した製品やシステムの構成を単純化することで,安定した機能や品質を確保するための設計上の視点を紹介します.さらに,それを容易に実現するために「グラフ理論(ISML)」を用いる手法についても紹介します.
(4)最適化とその功罪
「形状最適化」,異なる位相を導出する「トポロジー最適化」,さらに不確実性を考慮できる「ベイズ最適化」の手法を概念的にわかりやすく解説するとともに,その効果を説明します.併せて,設計の現場にて,それらの手法を用いることで陥りやすい問題についても,紹介していきます.
(5)2つのロバスト設計
「不確かさ」には,内乱と外乱があります.ここでは,内乱を中心にした従来型の「品質工学」に加え,多様な使用環境・条件である外乱に対応可能な,新たな「多様場対応型ロバスト設計」の手法を概説します.
(6)素性の良い設計とは?
「素性の良い設計」という表現をよく耳にします.確かに,「素性が良くない」といわれる設計の場合,その後の不具合対策や改善をいくら行っても,良い結果を繋がらないことが多いのではないでしょうか.ここでは,「創発」の概念から,「素性の良い設計」について,皆様とともに考えていきます.
2. 講師:松岡由幸(慶雄義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)
3.実施方法:Zoomによるオンライン
4.日時:2025年7月30日(水)13:00-15:30
5.参加費:(テキスト分を含みます.)
学協会員(共催学協会):8,000円(非課税)
非会協員:16,000 円 (税込)
学生会員:6,000円(非課税)
学生非会員:6,000円(税込)
6.テキスト: 書籍『ロバストデザイン:「不確かさ」に対して頑強な設計法』を配布.
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.
7.申込み先:下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/8ve1WZoLJfr8E9Vy9
締切り: 2025年7月15日(火)
8.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com
第31回設計フォーラム「寸法公差方式主体の図面からISO GPSにもとづく図面/3DAモデルへの転換」
日本の製造メーカに部品製作を依頼すると、設計者の意図通りの部品ができあがってくるのに、海外のメーカに製作を依頼すると意図していなかった部品ができあがってきた。このようなことを経験したことはありませんか?
部品不良を指摘したが、図面指示があいまいなことが原因であり不良品ではないということになってしまった。このようなトラブルを起こさないよう、今、設計者には一義的に定義できるISO GPS (Geometrical Product Specifications and verification) にもとづく図面/3DAモデルを作成することが求められています。
幾何公差・サイズ公差を適切に用いたISO GPS体系にもとづく図面/3DAモデルには、サイズ形体ではない部分についても従来の寸法公差主体の±を多用した図面に比べ、多くのメリットがあります。
本フォーラムでは、ISO GPSにもとづく図面/3DAモデルのメリット、従来の図面からの転換を促進する方法などに関して、教育、3DAによる自動計測、QIF (Quality Information Framework) 規格などの話題提供をとおして、実りある情報交換、議論を行いたいと思います。
日本設計工学会2025年度春季大会の会場の他、事前にお申込みいただいた方は、会員、非会員問わずZoomで無料でご聴講いただけますので、多数のご参加をお待ちしております。
■ 開催日時:2025年5月24日(土)13:00~14:40(日本設計工学会2025年度春季大会内)
■ 講演内容・講師:
(1) 「幾何公差を理解するためのボトルネックの解決3選」
鈴木 伸哉 氏(関東学院大学)
(2) 「3DAモデルによる効率化と人的ミス削減に向けた自動測定への取り組み」
髙橋 俊昭 氏(3D+1 ラボ)
(3) 「QIF規格を用いた計測・品質保証の活用事例」
中村 聡 氏(QVIジャパン)
■ 開催方法:Zoomによるオンライン(春季大会参加登録者は会場で現地参加)
■ 参加費:無料
■ Zoom参加申込: 2025年5月22日(木)までに、下記参加申込サイトからお申し込みください。
(URL)https://forms.gle/VJm5e9yZYXn7Q8pA7
※お申し込みの方に後日Zoomのリンクをお送りします。
先着100名程度を予定しております。
以上
2025年度 見学会(現地での対面開催のみ)
設計コンテスト2025
大学・高専(高専生・学部 生 ・大学院生 )向け
開催趣旨
公益社団法人日本設計工学会(JSDE)は、皆様からご好評を頂きました「設計コンテスト2014」から11年間継続実施してきました「設計コンテスト2025」を開催します。「設計コンテスト2025」では3D設計・製図および幾何公差なども含め、実務的な設計業務を体験することができます。
また,参加者のレベルに合わせて、「形状設計・3DAコース」と「形状設計コース」の2つのコースをご用意しております。これを機会に、ぜひとも「設計コンテスト2025」へのご参加をお願いいたします。
実施期間
2025年6月~12月6日(土)(約6ヶ月)(4月初旬ごろに課題提示)
設計課題
事務機や精密機器の製品外装カバー(モールド部品)等の設計(詳細設計仕様は設計指示書による)
コース実施内容
①形状設計コース(入門)
・3D-CADを設計ツールとし、指定された設計仕様に基づく、事務機や精密機器製品 の外装部品(モールド部品)設計力やアイデアの独創性を競います。
[スケジュール(予定)]
2025年 4月 5日(土) 参加登録開始
2025年 5月16日(金)17:00 参加チーム参加登録締切り
2025年 6月14日(土) 研修会1(Zoomによる遠隔講義)
2025年 8月初旬 金型工場見学会(任意参加)
2025年 9月 4日(金) 中間報告締切り
2025年 10月17日(金) 成果物提出締切り
2025年 12月 6日(土) 成果発表会(対面)
②形状設計・3DAコース(基本)
(1)3D-CADを設計ツールとし、指定された設計仕様に基づく、事務機や精密機器製品 の外装部品(モールド部品)設計力を競います。
(2)設計成果物の表記方法は、幾何公差(JEITA普通幾何公差を含む)に基づく3D製図表記とします。※課題作成に必要な幾何公差などの知識は、研修会で学習します。
[スケジュール(予定)]
2025年 4月 5日(土) 参加登録開始
2025年 5月16日(金)17:00 参加チーム参加登録締切り
2025年 6月14日(土) 研修会1(Zoomによる遠隔講義)
2025年 8月初旬 金型工場見学会(任意参加)
2025年 9月 4日(金) 中間報告締切り
2025年 9月 4日(木) 研修会2-1(対面開催)※希望によりZoom可
2025年 9月 5日(金) 研修会2-2(対面開催)※希望によりZoom可
2025年 10月17日(金) 成果物提出締切り
↓ 評価(ヒアリング)期間*1
2025年 12月 6日(土) 成果発表会(対面)
(2026年5月) 春季研究発表講演会(推奨)
*1 成果物評価期間では、提出課題に対するヒアリング(1チーム当たり1時間程度)をオンラインで実施します。
*2 設計コンテスト2025は12月6日(土)開催予定の成果発表会で活動終了です。コンテストに関するアンケートにも回答をお願いしています。場合によっては、翌年の春季研究発表講演会にて報告いただいくことをお願いするかもしれませんし、自らご発表いただいても構いません。なお、コンテストの提出物については、JSDEおよびコンテストへの協力団体の刊行物などへの使用許諾をお願いいたしますので予めご承知おきください。
その他、小規模な研修会(参加自由)を予定しております。詳細は随時、参加チームにご連絡いたします。「設計コンテスト2025」形状設計・3DAコースでは従来同様に、モールド部品をターゲットとした量産部品設計の現状把握と、幾何公差を基本とする実務設計を体験して頂きます。研修会とチーム設計をセットとし、参加チーム間で設計力を競いあって頂きます。
募集
各大学(大学院を含む)、高専からの参加は、1組あたり最大2名のチーム編成で、1コースあたり最大2チームまで(合計で最大4チーム)参加いただけます。ただし、基本コースにおいてのみ12チームを超える応募があった場合には、応募順を基本として参加チームを選出させていただきます。なお、設計に使用する3D-CAD は、評価する環境の都合からSOLID WORKSⓇ、Creo ParametricⓇ、NXⓇおよびCATIAⓇの4 種類とします。
参加費
①形状設計コース(入門) : 8,000円(1チームあたり、テキスト、研修費含む)
②形状設計・3DAコース(基本):40,000円(1チームあたり、テキスト、研修費含む)*3
*3 旅費・宿泊費などが別途必要となる場合には、各チームでの負担となります。
発表会
参加チームには、発表会で発表していただきます。下記日程で対面開催を検討しています。
2025年12月6日(土) 13:00~17:30(予定)
表彰
本会の審査基準に従って全参加チームの提出物を評価します。優秀な設計および発表に対しては表彰を行います(12月6日(土)成果発表会後に表彰式を開催予定)。
重要日程[応募(登録)期限]
応募期限:2025年5月16日(金)17時
問い合せ先(事前課題提出先など。基本的に電子メールの手段を利用してください)
〒169-0073 東京都新宿区百人町2-22-17 セラミックスビル
日本設計工学会 設計コンテスト事業担当
E-mail(事務局): contest@jsde.or.jp
研究調査分科会の公募のご案内
日本設計工学会会員各位
日本設計工学会では、2025年4月より活動する研究調査分科会を、会員の皆様から一般公募します。研究調査分科会は、会員のイニシアチブにより特定の研究テーマの探求を目的として設置される学術活動の場であり、現在2種類の分科会を設置することができます。
(1) 申請方法
申請書類を下記の事務局宛にご請求いただくか、日本設計工学会のホームページ([支部・部会・分科会]→[研究調査分科会]のメニュー)から分科会申請書をダウンロードして、必要事項をご記入の上、事務局宛に提出してください。
なお、応募に当たっては、ホームページ上で公開している「研究調査分科会規程」を予めよくお読みになってください。
〒169-0073 東京都新宿区百人町2-22-17
セラミックスビル内
公益社団法人日本設計工学会事務局
URL: http://www.jsde.or.jp/kenkyu/
(2) 締切
2025年2月14日(金)必着
【四国支部】令和6年度 支部総会・特別講演会・研究発表講演会のお知らせ
1.支部総会
2025(令和7)年3月13日(木)
2.⽀部研究発表講演会ならびに技術交流会
1)特別講演会
⽇ 時:2025(令和7)年3⽉13⽇(⽊)13:10〜13:55
会 場:遠隔ライブ⽅式(Zoom)による開催
題 ⽬:「⽇本産業規格(JIS)の開発について」
JISの概要を⽰すとともに,昨今の⼯業標準化改正のねらいや背景,国際規格
とISO の関係について解説する.また,産業標準予備原案(PD)制度および機
械分野におけるJISの利活⽤事例を紹介する.
講 師:⼀般財団法⼈ ⽇本規格協会
産業系規格開発ユニット ⼟⽊・建築・機械系規格チーム
佐々⽊ 千晶 様
2)研究発表講演会
⽇ 時:2025(令和7)年3⽉13⽇(⽊)14:00〜 (20分間/件)
会 場:遠隔ライブ⽅式(Zoom)による開催
論⽂集:参加者・講演者へ期間限定ダウンロード形式(製本しない)
(問い合わせ先)
⾼知⼯科⼤学 松本泰典
E-mail: matsumoto.yasunori@kochi-tech.ac.jp