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2024年度 武藤栄次賞優秀学生賞
武藤栄次賞優秀学生賞は,武藤工業株式会社元専務取締役武藤栄次氏より本会に寄贈された寄付金を基金とし,設計工学に関連する工業高等専門学校及び大学の各学科あるいはコースの当該年度の卒業生あるいは修了生の内最優秀な学生1名に贈賞するものである.2024年度は下記受賞者に賞状,賞牌,賞品が授与された.(敬称略)
学部生
| 受賞者 | 所属 | 学科・コース名 |
|---|---|---|
| 亀石泰佑 | 長崎総合科学大学 | 工学部工学科 機械工学コース |
| 佐棟大陸 | 岡山理科大学 | 工学部工学科 機械システム工学科 |
| 田村賢治 | 日本工業大学 | 機械工学科 |
| 村越和宏 | 神奈川大学 | 工学部 機械工学科 |
| 脇田圭介 | 鳥取大学 | 工学部 機械物理系学科 |
| 宮地佑樹 | 名古屋大学 | 工学部 機械・航空宇宙工学科 |
| 植原慎之助 | 近畿大学 | 理工学部 機会工学科 |
| 植松悠人 | 日本大学 | 生産工学部 機械工学科 |
| 山下善弘 | 北海道科学大学 | 機械工学科 |
| 松田奏楽 | 拓殖大学 | 工学部 機械システム工学科 |
| 松﨑翔矢 | 崇城大学 | 工学部 機械工学科 |
| 牧 千夏 | 富山大学 | 工学部工学科 機械工学コース |
| 片山圭介 | 公立小松大学 | 生産システム科学科 |
| 岡村優 | ハッピーサイエンスユニバーシティ | 未来産業学部 機械工学専攻 |
| 岩本拓也 | ものつくり大学 | 総合機械学科 |
| 田中駿佑 | 龍谷大学 | 先端理工学部 機械工学・ロボティクス課程 |
| 兼谷一輝 | 徳島大学 | 理工学部理工学科 機械科学コース |
| 原田直輝 | 信州大学 | 工学部 機械システム工学科 |
| 佐藤尚史 | 千葉工業大学 | 未来ロボティクス学科 |
| PUTRI TALITHA | 東京科学大学 | 工学院機械系 |
| 田中優輝 | 工学院大学 | 工学部 機械工学科 |
| 村上遥都 | 広島工業大学 | 機械システム工学科 |
| 奥本大貴 | 大阪大学 | 工学部 応用理工学科 |
| 横濱凌久 | 大分大学 | 理工学部創生工学科 機械コース |
| 美馬楓祐 | 工学院大学 | 工学部 機械システム工学科 |
| 小田川虎生 | 東北大学 | 工学部 機械知能・航空工学科 |
| 川口勝也 | 広島大学 | 工学部第一類 |
| 熊澤一葉 | 電気通信大学 | 情報理工学域Ⅲ類 機械システム |
| 岡本航紀 | 豊田工業大学 | 工学部 先端工学基礎学科 |
| 佐藤雄輝 | 明星大学 | 理工学部 総合理工学科 機械工学系 |
| 観音丈輝 | 富山県立大学 | 工学部 機械システム工学科 |
| 矢田歩夢 | 京都大学 | 工学部 物理工学科 |
| 竹下碩人 | 大同大学 | 工学部 機械工学科 |
| 大橋琉士 | 金沢工業大学 | 工学部 ロボティクス学科 |
| 呉雨 澤 | 東海大学 | 工学部 機械工学科 |
| 小川博輝 | 佐賀大学 | 理工学部 理工学科メカニカルデザインコース |
| 野中駿平 | 室蘭工業大学 | 創造工学科 機械ロボット工学コース |
| 若杉洋正 | 名城大学 | 工学部 機械工学科 |
| 新司佑太 | 同志社大学 | 工学部 機械理工学科 |
| 真山彩葉子 | 同志社大学 | 工学部 機械システム工学科 |
| 宇田裕喜 | 九州大学 | 工学部 機械工学科 |
| 赤羽根栞音 | 湘南工科大学 | 工学部 機械工学科 |
| 浅沼健太 | 山形大学 | 工学部 機械システム工学科 |
| 江嶋駿太 | 上智大学 | 理工学部 機能創造理工学科 |
| 新家 遥 | 東京大学 | 工学部 精密工学科 |
| 島田由希子 | 東京大学 | 工学部 機械工学科 |
| 成田 響 | 慶応義塾大学 | 理工学部 システムデザイン工学科 |
| 瀧孝太郎 | 日本工業大学 | 先進工学部 ロボティクス学科 |
| 佐藤友理 | 東京理科大学 | 創域理工学部 機械航空宇宙工学科 |
| 永野竣平 | 日本大学 | 理工学部 精密機械工学科 |
| 熊谷颯真 | 長崎大学 | 工学部工学科 機械工学コース |
| 藤田桃胡 | 名城大学 | 理工学部 メカトロニクス工学科 |
| 菅原陸 | 東京工科大学 | 工学部 機械工学科 |
| 長塩秀行 | 埼玉大学 | 工学部 機械工学・システムデザイン学科 |
| 関 友成 | 千葉工業大学 | 工学部 機械工学科 |
| 根木天徳 | 近畿大学 | 生物理工学部 人間環境デザイン工学科 |
| 粕谷太軌 | 法政大学 | 理工学部 機械工学科 |
| 葛西瑠太 | 関東学院大学 | 理工学部 理工学科 機械学系 |
| 園田 陸 | 高知工科大学 | システム工学群 知能機械工学専攻 |
| 山田裕貴 | 大阪電気通信大学 | 工学部 機械工学科 |
| 前田健心 | 明治大学 | 理工学部 機械情報工学科 |
| 五十嵐巧 | 明治大学 | 理工学部 機械工学科 |
| 新田文音 | 東京都市大学 | 理工学部 機械システム工学科 |
| 菅野祐斗 | 新潟大学 | 工学部 機械システム工学プログラム |
| Kim Sooyeon | 東京理科大学 | 工学部 機械工学科 |
| 宮地朝陽 | 中央大学 | 理工学部 精密機械工学科 |
| 江口日向乃 | 名城大学 | 理工学部 交通機械工学科 |
| 山田桃美 | 早稲田大学 | 創造理工学部 総合機械工学科 |
| 山田脩仁 | 福井大学 | 工学部 機械・システム工学科 |
修士
| 受賞者 | 所属 | 学科・コース名 |
|---|---|---|
| 籠谷朋椰 | 岡山理科大学大学院 | 理工学研究科 システム科学専攻 |
| 松浦克樹 | 金沢工業大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 税所航司 | 東京理科大学大学院 | 創域理工学研究科 機械航空宇宙工学専攻 |
| 村岡元気 | 近畿大学大学院 | 総合理工学研究科メカニックス系工学専攻 |
| 加藤雅也 | 名城大学大学院 | 理工学研究科 交通機械工学専攻 |
| 渡邉凱斗 | 鳥取大学大学院 | 持続性社会創生科学研究科 工学専攻 |
| 佐藤あかね | 金沢大学大学院 | 自然科学研究科 フロンティア工学専攻 |
| 植松千喜 | 富山大学大学院 | 理工学研究科 メカトロニクスプログラム |
| 堂前拓生 | 公立小松大学大学院 | サスティナブルシステム科学研究科 |
| 青山昌央 | 山形大学大学院 | 理工学研究科 機械システム工学専攻 |
| 元山斗夏良 | 崇城大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 伊東良祐 | 龍谷大学大学院 | 理工学研究科 機械システム工学専攻 |
| 矢野拓 | 徳島大学大学院 | 創成科学研究科 理工学専攻 機械科学コース |
| 杉立翼 | 信州大学大学院 | 総合理工学研究科工学専攻 機械システム工学分野 |
| 鈴木理也 | 千葉工業大学大学院 | 先進工学研究科 |
| 犬飼舜弥 | 工学院大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 門前風輝 | 広島工業大学大学院 | 工学系研究科 機械システム工学専攻 |
| 井手一希 | 大分大学大学院 | 工学研究科工学専攻 機械エネルギー工学コース |
| 松浦万裕 | 関東学院大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 駒場琢武 | 広島大学大学院 | 先進理工学系科学研究科 先進理工系科学専攻 |
| 佐々木良 | 大阪大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 小野樹生 | 電気通信大学大学院 | 情報理工学研究科 機械知能システム学専攻 |
| 山本 麻斗 | 日本大学大学院 | 生産工学研究科 機械工学専攻 |
| 前坂和輝 | 富山県立大学大学院 | 工学研究科 機械システム工学専攻 |
| 片山徹哉 | 豊田工業大学大学院 | 工学研究科 先端工学専攻 |
| 袁 鑫 | 神奈川大学大学院 | 工学研究科 工学専攻 |
| 吉田隆一 | 京都大学大学院 | 工学研究科 機械理工学専攻 |
| 平松智哉 | 大同大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 機械工学コース |
| 加藤大登 | 愛知工業大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 孟 子奇 | 湘南工科大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 窪嶋竜太 | 上智大学大学院 | 理工学研究科 理工学専攻 機械工学領域 |
| 石戸 亮 | 佐賀大学大学院 | 理工学研究科 理工学専攻機械システム工学コ-ス |
| 賴辰一 | 金沢大学大学院 | 自然科学研究科 機械科学専攻 |
| 渡邉太一 | 明治大学大学院 | 理工学研究科 機械工学専攻 |
| 不破威吹 | 法政大学大学院 | 理工学研究科 機械工学専攻 |
| 塩見周平 | 名城大学大学院 | 理工学研究科 機械工学専攻 |
| 松長 仁 | 北海道科学大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 梶谷優斗 | 同志社大学大学院 | 理工学研究科 機械工学専攻 |
| 佐波呼治朗 | 九州大学大学院 | 工学府 水素エネルギーシステム専攻 |
| 谷井瑞季 | 徳島文理大学大学院 | 工学研究科 システム制御工学専攻 |
| 千代隼久 | 東京都市大学大学院 | 総合理工学研究科 機械専攻 |
| 加納蓮 | 東海大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 永井遥丈 | 東京科学大学大学院 | 機械系 機械コース |
| 小夜結利花 | 東京大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 石原颯斗 | 日本工業大学大学院 | 工学研究科 機械システム工学専攻 |
| 吉川元弥 | 東京大学大学院 | 工学研究科 精密工学専攻 |
| 河村竜仁 | 長崎大学大学院 | 工学研究科 総合工学専攻 機械工学コース |
| 秋元 捷 | 室蘭工業大学大学院 | 工学研究科 生産システム工学専攻 |
| 金井秀太 | 東京工科大学大学院 | 工学研究科 サステイナブル工学専攻 |
| 金須啓介 | 埼玉大学大学院 | 理工学研究科 機械科学部門 |
| 小前充輝 | 名城大学大学院 | 理工学研究科 メカトロニクス工学専攻 |
| 林寛隆 | 東京科学大学大学院 | 工学院機械系 エンジニアリングデザインコース |
| 高瀬博久 | 明星大学大学院 | 理工学研究科 機械工学専攻 |
| 遠藤颯太 | 千葉工業大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 髙橋龍吉 | 高知工科大学大学院 | 工学研究科 基盤工学専攻知能機械工学コース |
| 東優作 | 大阪電気通信大学大学院 | 工学研究科 工学専攻 制御機械工学コース |
| 佐藤康大 | 新潟大学大学院 | 自然科学研究科 材料生産システム専攻・機械科学コース |
| 佐藤愛理 | 東京理科大学大学院 | 工学研究科 機械工学専攻 |
| 横田雅恵 | 中央大学大学院 | 理工学研究科 精密工学専攻 |
| 石戸滉河 | 早稲田大学大学院 | 創造理工学研究科 総合機械工学専攻 |
| 仲島 諒 | 福井大学大学院 | 工学研究科 産業創成工学専攻 創造生産工学コース |
高専生
| 受賞者 | 所属 | 学科・コース名 |
|---|---|---|
| 辻優人 | 米子工業高等専門学校 | 機械工学科 |
| 坂本和輝 | 新居浜工業高等専門学校 | 生産工学専攻 |
| 田中悠翔 | 呉工業高等専門学校 | 機械工学科 |
| 宮元理々子 | 石川工業高等専門学校 | 機械工学科 |
| 川又亮太 | 鶴岡工業高等専門学校 | 専攻科生産システム工学専攻 |
| 鳥潟一太 | 阿南工業高等専門学校 | 創造技術工学科 機械コース |
| 佐郷維一郎 | 仙台高等専門学校 | 総合工学科機械・エネルギーコース |
| 長壁孝太朗 | 群馬工業高等専門学校 | 機械工学科 |
| 中野哲志 | 大分工業高等専門学校 | 機械工学科 |
| 篠原花蓮 | 都立産業技術高等専門学校 | ものづくり工学科機械システム工学コース |
| 平田匠冴 | 都立産業技術高等専門学校 | ものづくり工学科生産システム工学コース |
| 小幡順平 | 久留米工業高等専門学校 | 専攻科 機械・電気システム工学専攻 |
2025年度武藤栄次賞優秀設計賞受賞者 応募要項
下記要領にて2025年度武藤栄次賞優秀設計賞受賞者を募集いたします.提出すべき優秀設計賞申請書は,過度な準備は必要ないものと存じます.会員各位には奮って応募いただきますようお願いいたします.
募集期間
2025年8月1日(金)~12月31日(水)
提出物
優秀設計賞推薦書および付属資料(設計図等)を正本1部,コピー5部ご提出ください.(https://jsde.or.jp/wp/award/から電子ファイルをダウンロード願います.)
提出先
〒169-0073 東京都新宿区百人町2-22-17
(公社)日本設計工学会庶務会計部会長 宛
郵便または宅配便でご提出ください.
武藤栄次賞優秀設計賞について
質問等
jimukyoku@jsde.or.jp 宛に電子メールにてお願いします.
2025年度武藤栄次賞Valuable Publishing賞 応募要項
下記要領にて2025年度武藤愛次賞Valuable Publishing賞受賞者を募集いたします.提出すべきVP賞推薦書は,過度な準備は必要ないものと存じます.会員各位には奮って応募いただきますようお願いいたします.
募集期間
2025年8月1日(金)~12月31日(水)
提出物
- VP賞推薦書を正本1部,コピー5部ご提出ください.
(https://jsde.or.jp/wp/award/mutoh_vp/から電子ファイルをダウンロード願います.) - 審査査対象となる出版物5冊(審査終了後,ご希望があれば,着払いにて返却致します.)
提出先
〒169-0073 東京都新宿区百人町2-22-17
(公社)日本設計工学会庶務会計部会長 宛
郵便または宅配便でご提出ください.
質 問 等
jimukyoku@jsde.or.jp 宛に電子メールにてお願いします.
武藤栄次賞Valuable Publishing賞について
訃報 本会元会長 塚田 忠夫先生 ご逝去のお知らせ
2024年12月4日,本会名誉会員で1993年から4年間,本会会長を務められた東京工業大学(2024年に東京科学大学に名称変更)名誉教授塚田忠夫先生が逝去されました.享年86歳でした.
塚田先生は,1964年に東京工業大学大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程を修了し、株式会社不二越に入社し,その後,1966年に東京工業大学工学部の助手として着任し,1972年に工学博士の学位(東京工業大学)(博士論文名:機械加工された二平面接触部の変形機構に関する研究)を取得されました.1976年に同学生産機械工学科助教授,1982年に同教授に昇任されました.この間,1981年より1年間,英国Leeds大学に文部省在外研究員として赴任されました.1999年には同大学を定年退職され,名誉教授の称号を授与されました.その後,2009年まで明治大学理工学部の教授を務められ,教員生活を通じ,多くの学生を指導・育成されました.また,1999年より大日本印刷株式会社の顧問を務め,2002年からは同社の取締役も務められました.
ご専門は精密機械計測,トライボロジ,設計製図の分野でした.精密機械計測では多数の独創的な実験装置や計測装置を製作し,計測情報のデジタルデータ化を可能にしました.トライボロジ関連では,摩耗実験のサンプルを自作の精密測定機を用いて測定するなど,積極的に研究に取り組まれました.設計製図の分野では,『機械設計法』,『機械設計入門』,『機械設計・製図の実際』などの専門書を多数執筆され,定番の書となりました.また,JISやISOなどの工業標準化活動にも熱心に取り組まれ,表面粗さ測定の研究を通じて工業規格の発展にも大きく貢献されました.
本会には1976年に入会され,1979年評議員,1983年理事に就任され,長く研究調査部会長を務められました.さらに1991年に副会長,1993年からは会長に就任されました.会長就任早々に,本会の活性化を提起され,会員増強,財政健全化,本会を支える後進の育成などに関するアドホック委員会を立ち上げて検討を進められ,その成果に従って,学会組織の再編や表彰制度の整備拡充を達成されました.1999年からは名誉会員として学会を見守ってくださり,本会運営のために適宜のご助言を賜り,本会の発展にご尽力いただきました.
塚田先生のご逝去にあたり,心より哀悼の意を表し,ご冥福をお祈りしますとともに,謹んで会員各位にお知らせいたします.
文責 東京科学大学 准教授 原 精一郎
2025年度 デザイン科学基礎講座 新価値創造をもたらす「デザインと設計のあいだ」
~両者のいいとこ取りするモノづくり~
1.講習会の趣旨
本講習会では,「デザインと設計のあいだ」に注目します.デザインと設計の両行為における本質的な相違を示し,その両特徴を統合するための創造の在り方,コツを紹介していきます.
2.講習会の内容
(1)デザイナーと設計者の分化
デザイナーと設計者は,いつから分化したか,その背景には何があったか.そして,それ以降,現在に至るまでのこの両者はいかに変遷していったかについて解説します.
(2)デザインと設計に足りないもの
現在における,デザインと設計のそれぞれに足りないものについて,デザイン科学の基礎理論である多空間デザインモデルに基づき,説明します.
(3)デザイナーと設計者における思考の違い
デザイン科学の立場から,デザイナーと設計者における思考の違いに関して,その一般的な傾向を解説します.また,そこから,新価値創造のためのヒントを考察します.
(4)デザインと設計の共創・統合
デザインと設計の共創・統合の仕方に関して,製品開発の事例をまじえて,考察します.
(5)デジタル化が生む新たな展開
AIの導入など,モノづくりにおけるデジタル化に伴う,デザインと設計の新たな在りようについて述べていきます.
3. 講師:松岡由幸(慶應義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)
4.日時:
2025年7月16日(水)13:00-15:30
5.実施方法:Zoomによるオンライン開催
6.参加費(テキスト代を含む):
学協会員(共催学協会):8,000円(非課税)
非会協員:15,000 円 (税込)
学生会員:7,000円(非課税)
学生非会員:7,000円(税込)
7.テキスト:書籍『Design Science』を配布
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.
8.申込み:下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/MGbRbi2cJ7AYNL2C8
締切り:2025年7月1日(火)
9.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com
2025年度 デザイン科学基礎講座 「不確かさ」に対して頑強な設計の知恵
“高性能化・多機能化”と”安心”のはざまで,設計にできること
1.講座の趣旨:
設計者は常に「不確かさ」に悩まされているのではないでしょうか.製品やシステムを設計するうえでは,多くの不確かさが存在します.例えば,寸法や材料成分のばらつきから,使用環境の多様性,想定外の自然災害など.
本講座では,それらの「不確かさ」に対して,頑強,かつ,できるかぎり安定的な機能を確保するための,設計の知恵や工夫,最新の手法などについて,数式を極力用いずに,概念として紹介していきます.
(1) 設計の難しさと魅力
設計という人の創造的な行為の難しさとその魅力について,デザイン科学の立場から解説します.そして,その難しい設計行為を,設計者の皆さんは日頃,どのように日頃行っておられるかについて,科学的に解説します.
(2) 熟練設計者の頭の中にある知恵
設計のノウハウは,経験を積み重ねることで,蓄積していくことが一般的です.そのため,それらのノウハウの多くは,暗黙知として,熟練設計者の頭の中にあります.ここでは,その暗黙知の一部をわかりやすい形式知として紹介していきます.
(3)設計の単純化
大規模化・複雑化した製品やシステムの構成を単純化することで,安定した機能や品質を確保するための設計上の視点を紹介します.さらに,それを容易に実現するために「グラフ理論(ISML)」を用いる手法についても紹介します.
(4)最適化とその功罪
「形状最適化」,異なる位相を導出する「トポロジー最適化」,さらに不確実性を考慮できる「ベイズ最適化」の手法を概念的にわかりやすく解説するとともに,その効果を説明します.併せて,設計の現場にて,それらの手法を用いることで陥りやすい問題についても,紹介していきます.
(5)2つのロバスト設計
「不確かさ」には,内乱と外乱があります.ここでは,内乱を中心にした従来型の「品質工学」に加え,多様な使用環境・条件である外乱に対応可能な,新たな「多様場対応型ロバスト設計」の手法を概説します.
(6)素性の良い設計とは?
「素性の良い設計」という表現をよく耳にします.確かに,「素性が良くない」といわれる設計の場合,その後の不具合対策や改善をいくら行っても,良い結果を繋がらないことが多いのではないでしょうか.ここでは,「創発」の概念から,「素性の良い設計」について,皆様とともに考えていきます.
2. 講師:松岡由幸(慶雄義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)
3.実施方法:Zoomによるオンライン
4.日時:2025年7月30日(水)13:00-15:30
5.参加費:(テキスト分を含みます.)
学協会員(共催学協会):8,000円(非課税)
非会協員:16,000 円 (税込)
学生会員:6,000円(非課税)
学生非会員:6,000円(税込)
6.テキスト: 書籍『ロバストデザイン:「不確かさ」に対して頑強な設計法』を配布.
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.
7.申込み先:下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/8ve1WZoLJfr8E9Vy9
締切り: 2025年7月15日(火)
8.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com
第31回設計フォーラム「寸法公差方式主体の図面からISO GPSにもとづく図面/3DAモデルへの転換」
日本の製造メーカに部品製作を依頼すると、設計者の意図通りの部品ができあがってくるのに、海外のメーカに製作を依頼すると意図していなかった部品ができあがってきた。このようなことを経験したことはありませんか?
部品不良を指摘したが、図面指示があいまいなことが原因であり不良品ではないということになってしまった。このようなトラブルを起こさないよう、今、設計者には一義的に定義できるISO GPS (Geometrical Product Specifications and verification) にもとづく図面/3DAモデルを作成することが求められています。
幾何公差・サイズ公差を適切に用いたISO GPS体系にもとづく図面/3DAモデルには、サイズ形体ではない部分についても従来の寸法公差主体の±を多用した図面に比べ、多くのメリットがあります。
本フォーラムでは、ISO GPSにもとづく図面/3DAモデルのメリット、従来の図面からの転換を促進する方法などに関して、教育、3DAによる自動計測、QIF (Quality Information Framework) 規格などの話題提供をとおして、実りある情報交換、議論を行いたいと思います。
日本設計工学会2025年度春季大会の会場の他、事前にお申込みいただいた方は、会員、非会員問わずZoomで無料でご聴講いただけますので、多数のご参加をお待ちしております。
■ 開催日時:2025年5月24日(土)13:00~14:40(日本設計工学会2025年度春季大会内)
■ 講演内容・講師:
(1) 「幾何公差を理解するためのボトルネックの解決3選」
鈴木 伸哉 氏(関東学院大学)
(2) 「3DAモデルによる効率化と人的ミス削減に向けた自動測定への取り組み」
髙橋 俊昭 氏(3D+1 ラボ)
(3) 「QIF規格を用いた計測・品質保証の活用事例」
中村 聡 氏(QVIジャパン)
■ 開催方法:Zoomによるオンライン(春季大会参加登録者は会場で現地参加)
■ 参加費:無料
■ Zoom参加申込: 2025年5月22日(木)までに、下記参加申込サイトからお申し込みください。
(URL)https://forms.gle/VJm5e9yZYXn7Q8pA7
※お申し込みの方に後日Zoomのリンクをお送りします。
先着100名程度を予定しております。
以上

