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〒169-0073
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Tel: 03-5348-6301
Fax: 03-5348-6280


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2025年度 「デザイン科学」セミナー

3つの新理論が,⾰新的開発⼒の”体幹”を創り出す︕~

1.講座の趣旨:
 ⼤事なことは,およそ理論では決まりません.デザインや設計においても然りでしょう.感性が⼤切です.しかし,プロが第⼀線で活躍し続けるためには,感性だけでは⾜りません.なぜなら,プロは様々な対象をこなすため,⾃分の感性にそぐわないケースも多いのです.また,⾃分の感性が時代に合わなくなくなると,よりどころがなく,発想の転換が難しくなります.優秀なクリエイターは,皆,⾃
分なりの理論ともいえる”体幹“をひそかに持っています.
 これまで,発想法やデザイン思考を学んだものの,未だ,⾰新的な開発に⾄らないと実感されておられる⽅は,いらっしゃいませんか︖それも,開発⼒における理論ともいえる“体幹”の不⾜が原因です.
 本講座では,それらのカギとなる3つの理論を解説します.併せて,それらの理論と感性との使い分けについても学んでいきます.それにより,創造的⾏為の本質を理解し,⾰新的開発⼒の“体幹”を⾝につけていただくことを狙いとしています.

2.講義内容
本講座では,デザイン科学の基盤をなす以下の3つの理論と応用についてわかりやすく紹介します.
1)AGE(エイジ)思考モデル
~人はなぜ,デザイン・設計できるのか?
人はいかにしてデザイン・設計しているのか.これは,デザイン科学の長年の難問でした.しかし,近年,漸く,3つの思考を駆使して,創造していることが分かってきました.本講義では,その創造の基本メカニズムをお話しします.
2)多空間デザインモデル
~すべてのデザイン・設計に共通する思考と応用法
上記創造の基本メカニズムに基づいたデザイン・設計における思考モデルを紹介します.また,このモデルを用いることで可能となる,具体的な創造的開発への応用法についても,その適用事例とともに紹介します.
3)デザイン二元論
~革新的で,完成度の高いモノ・コトづくりのために
デザイン・設計過程には,二つの過程が存在します.上流過程では「創めるマインド」のもと,革新性を生み出します.一方,下流過程では「極めるマインド」のもと,完成度を極めます.本講義では,その両過程を行う上での「コツ」をお話ししていきます.


3.実施方法:Zoomによるオンライン


4.日時:2026 年1 ⽉9 ⽇(⾦)13︓00-18︓00


5. 講師:

松岡由幸(慶應義塾⼤学)
宮下朋之(早稲⽥⼤学)
加藤健郎(慶應義塾⼤学)
佐藤浩⼀郎(千葉⼤学)
井関⼤介(東京造形⼤学)
平尾章成(芝浦⼯業⼤学)
渡部武夫(神奈川⼯科⼤学)
下村将基(RICOS)


6.参加費:(テキスト分を含みます.)
学会員︓20,000 円(⾮課税)
⾮会員︓30,000 円(税込)
学⽣会員︓18,000 円(⾮課税)
学⽣⾮会員︓20,000 円(税込)
※対象学会︓共催の全学会


7.テキスト: 書籍『デザイン科学事典』
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.


8.申込み先:下記formsにて,お願いします.
  https://forms.gle/qPstS59nnrBX5PNo8
  締切り: 2025年12月19日(金)


9.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com

2025年度 デザイン科学基礎講座 M メソッド講習会

今のAIには難しい「意味づけ」から,新たな価値を創り出す

1.講座の趣旨:
 AIが普及する中,人間が得意なこと,人間しかできないことは何だとお考えですか?本講座では,まず,創造行為において,現在のAIが得意なこと,人でなければできないことを,デザイン科学を用いて解説します.
 その上で,現時点においてAIには難しいことの1つである「意味づけ」に注目します.「意味づけ」には,人の想いが反映されています.その「意味づけ」から,新たな価値を創り出すMメソッドを,デザイン・設計への適用事例をまじえながら,わかりやすく紹介していきます.

2.Mメソッド
 M メソッドは,経営,企画,デザイン,設計,研究,さらには,⼀般の⽣活においても利⽤できる新たな思考メソッドです.そのメソッドは,頭の中で以下を⾏います.

・「多空間(Multispace)(意味,価値等の空間)」を視点として
・「⾃分の好きなやり⽅(My way)」で
・分析しながら発想(Modeling & Idea generation)」します.

 M メソッドは,これらの「M」に注⽬し,名付けられました.また,M メソッドは,以下の特⻑を有しています.

1) 整理しやすい
・デザイン要素間の関係性を明らかにできる
・アイデアの違いを明らかにできる
・思考の過程を明らかにできる
2) 使いやすい
・様々な対象領域でも使える
・⾃由なやり⽅で使える
・他者とのコラボレーションに使える
3) 発想しやすい
・新たな価値を⽣むアイデアを発想できる
・場に適し,場を創るアイデアを発想できる
・シーズを活かしたアイデアを発想できる


3.実施方法:Zoomによるオンライン


4.日時:2025 年12 ⽉19 ⽇(⾦)13:00-16:00


5. 講師:

松岡由幸(慶應義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)
⽇本デザイン学会会⻑,慶應先端デザインスクールリーダー,イリノイ⼯科⼤学デザイン研究所客員フェロー,経済産業省デザイン政策検討会委員などを歴任
    
井関⼤介(東京造形⼤学 准教授)
⽇⽴製作所,ソニーでVAIO や医療機器など多くのデザインに従事.本講座では,その実務経験を活かして講義する.


6.参加費:(テキスト分を含みます.)
学協会員(共催学協会)︓7,000 円(⾮課税)
⾮会協員︓10,000 円 (税込)
学⽣会員︓6,000 円(⾮課税)
学⽣⾮会員︓7,000 円(税込)


7.テキスト: 書籍『Mメソッド』,『デザイン科学概論』を配布.
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.


8.申込み先:下記formsにて,お願いします.
  https://forms.gle/uJWHAqHXM4QXmEXs5
  締切り: 2025年12月5日(金)


9.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com

2025年度 デザイン科学基礎講座 CMF デザインサイエンス

模倣からの脱却から,質感のタイムアクシスデザインまで~

 近年,CMF デザインが注⽬されています.CMF とは,⾊(color),素材(material),仕上げ(finish)であり,それらを総合的にかつ丁寧に取り扱うことで,製品の質感と魅⼒を向上させることを狙いとしています.
 CMFデザインにおいて⼤切な武器は,感性です.感性を磨き,⾼い質感を表現することが肝要です.しかし,プロが様々な開発環境や条件において第⼀線で活躍し続けるためには,感性だけでなく,サイエンスにも注⽬し,それを活かす必要があります.
 本講座では,講師⾃⾝がこれまで⾏ってきたCMF デザインの事例を紹介しながら,それを遂⾏する上で役⽴つサイエンスとその扱い⽅を,わかりやすく解説していきます.

1.講座の趣旨:
 (1) 模倣からの脱却
⼈⼯素材のデザインは,これまで,何かの⾃然素材を模倣するなどが多くなされてきました.そのため,その素材が持つ独⾃の潜在的な魅⼒を引き出されていないケースが多い状況です.ここでは,加飾フィルムなどのプラスチック素材を例に,模倣ではない,その素材に内在する独⾃の魅⼒を引き出す事例とその⽅法を紹介します.
(2)新しい価値創造のコツ
ここでは,従来のCMF デザインが陥りやすい問題を紹介し,それを解決することで新たな価値を創造するためのコツを紹介します.具体的には,場に適したデザインから,新たな場を創出する創発デザイ
ンなど,デザインサイエンスの⼿法を解説します.
(3)CMF を統合する新評価法
従来,⾊,素材,仕上げに関する評価⼿法は,それぞれバラバラに存在し,それらを統合する評価⼿法は存在していませんでした.しかし,最近の光学上の反射メカニズム研究から,それらを統合的に評価
する新評価法が開発されつつあります.ここでは,その評価法とそれにより解明されつつある新たな知⾒を紹介します.
(4)AI を⽤いたCMF デザイン
⽣成AI の進化を受け,ここでは,現在,開発が進んでいるAI によるCMF デザインシステムの最先端を紹介します.現在,スケッチや図⾯など,CMF を表現するツールはありません.また,今後デジタル
ツインなど製品開発システムのデジタル化も進みます.そのため,AI・CMF デザインシステムの導⼊は,重要課題となっていきます.
(5)質感のタイムアクシスデザイン
これまでのCMF デザインは,時間軸変化に注⽬してきませんでした.ここでは,⼯芸品や製品におけるCMF の時間軸変化,時とともに価値が成⻑する事例を紹介し,CMF タイムアクシスデザインによる質感
の新たな価値創造の可能性を紹介していきます.


2.実施方法:Zoomによるオンライン


3.日時:2025 年11 ⽉21 ⽇(⾦)13:00-16:00


4. 講師:松岡由幸
(慶應義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)
⽇本デザイン学会会⻑,慶應先端デザインスクールリーダー,イリノイ⼯科⼤学デザイン研究所客員フェロー,経済産業省デザイン政策検討会委員などを歴任


5.参加費:(テキスト分を含みます.)
学会員(共催学協会)︓3,000 円(⾮課税)
⾮会協員︓6,000 円 (税込)
学⽣会員︓3,000 円(⾮課税)
学⽣⾮会員︓4,000 円(税込)


6.テキスト: 書籍『プラスチックの逆襲』を配布.
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.


7.申込み先:下記formsにて,お願いします.
  https://forms.gle/qTyYY5BjNupL2Zjb6
  締切り: 2025年11月8日(金)


8.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com

セットベース設計講習会:選好度セットベース設計手法の新たな展開

~規格化された機械要素 設計 ,データマイニング,共分散構造分析への適用~

(公社)日本設計工学会,(特非)セットベースデザイン研究会 共催

1.開催主旨

セット(範囲)ベース設計手法は,新たな設計行為の発想法であると同時に具体的設計解を導出する設計手法です.現在多用されている CAE シミュレーションのような設計対象現象のポイント値変化を基礎にし,計算機の能力に依存した手法であるポイントベース設計手法とは異なる手法です.今回は副題に上げたように,規格性,データマイニング,心理学的分野性など,いずれもデータを範囲で扱いつつ,その処理に分野特有の方策と選好度セットベース設計( PSD)手法 の融合により,それぞれの新たな展開が可能となります.
本講習会ではそれぞれの分野ごとの融合の特徴とその有用性および各分野における具体的設計方法などについて解説します.本講習会の内容は主に特定分野に拘らない設計・デザイン領域の実務者,研究者,教育者を対象としていますが,セットベース設計に関心のある学生も歓迎します.

2.定 員

50名程度

3.日 時

2025年11月20日(木):17:00-20:00(予定)

4.開催場所

Zoomによるオンライン (希望者があれば一部対面のハイフレックス) で行います.

5.講 師(予定)

石川晴雄(電気通信大学 セットベースデザイン研究会)
石塚禎(日本機械設計工業会)
加藤健郎(慶應義塾大学)
飯島清高 (富士フ イ ルムビジネスイノベーション)

6.参加費

会員10,000円(非課税 協賛学会員を含む),非会員20,000 円(税込),学生会員 5 ,000 円( 非課税),学生非会員 6 ,000 円(税込)
*選好度セットベース設計手法の参考書「セットベース設計 実践ガイド」代を含みます

7.申込み締切り

2025年10月17日(金)

8.問合せ先

(公社)日本設計工学会 事業部会 講習会担当
〒169-0073 新宿区百人町2-22-17
TEL 03-5348-6301 FAX 03-5348-6280 E-mail: jigyou_koshu@jsde.or.jp

9.講習会内容(予定)

1)選好度セットベース設計(PSD)手法の目的と考え方
  背反・異種性を含む複数性能の許容範囲を同時に満足する複数影響因子範囲を求め得る PSD の基本
  的考え方とこれまでの適用事例の概略を説明します.
2)規格化された機械要素設計への適用
  用途を加味して寸法等が規格化されている機械要素部品の選定範囲を指定する方法としてのPSD 手
  法について説明します.
3)PSD手法 の 定性・定量データマイニングへの適用
  PSD手法を,定量・定性データを含む製品の購買データ分析に応用した事例を紹介します.
4)PSD手法によるアンケートの潜在変数結果の活用
  アンケート結果に潜む潜在変数の共分散構造分析による抽出とともに,潜在変数の目標レベルに対
  応するアンケート結果レベルの特定を PSD で行い得ることを説明します.

*講義内容については一部変更する場合が あります.

10. 申込み先

問合せ先:日本設計工学会事務局

E-mail: jigyou_koshu@jsde.or.jp

2025年度デザイン塾:設計(デザイン)知のコンシリエンス

日時

2025年7月18日(金)13:00-16:00

会場

オンライン(Zoom)

共催

  • 日本機械学会 デザイン科学研究会
  • 日本デザイン学会 デザイン科学研究部会
  • 日本設計工学会 デザイン科学に関する研究調査部会
  • 丸善出版
  • デザイン塾

参加費

無料

参加登録

WEBからお申し込みください.https://forms.gle/N45AiZfFz667CLXf7

参加登録締切

7月14日(水)

趣旨

これからの10年~20年で,設計(デザイン)は大きな変革期を迎えます.「量子設計(デザイン)」時代の到来もその1つです.量子コンピュータ,量子暗号システムなど量子技術の設計への応用が始まります.これは,従来とは全く異なる設計環境をもたらし,新たな設計の在りようが求められます.そのため,デザイナーや設計者たちは,これから果敢に立ち向かう挑戦・苦闘のために,今から充分な「そなえ」を仕込んでおく必要があります.

設計知のコンシリエンスは,その「そなえ」の1つです.おさえておくべき設計知は,AIなど先端のデジタル知のみではありません.設計行為の本質を示す基礎理論・方法論の知.これらは今後,設計の体幹として不可欠になっていくでしょう.また,漆工,金工,陶芸などの手工芸が有する「匠」の知.現在の設計は,これらの知を忘れてしまっている気もします.長年により培われてきたこれら達人の知を今こそ見つめなおし,その本質をきたるべき近未来に活かすことも重要ではないでしょうか.

私たちは,現在,設計知のコンシリエンスとして,「現代設計学事典(仮称)」の編纂を進めています.本デザイン塾では,その中間報告を通じて,デザイナー・設計者など日々現場で従事されておられる実務者の方々,多様な領域の研究者の皆様からご意見・ご要望を頂戴し,近未来の設計のあるべき姿について,ともに考える場にできればと考えています.

スケジュール

  • 13:00開会司会:佐藤浩一郎(千葉大学)
    「『現代設計(デザイン)学事典(仮称)』編纂に向けて」小林秀一郎,大江明* (丸善出版)
  • 13:05-13:45 「設計知の歴史的変遷と枠組み」松岡由幸*(慶應義塾大学)
  • 13:45-14:00 「設計理論・方法論・方法のコンシリエンス」松岡由幸*,加藤健郎(慶應義塾大学),佐藤浩一郎
  • 14:00-14:30 「ハードウェア設計知識のコンシリエンス」加藤健郎*,野間口大*(大阪大学),村上存(東京大学),舘野寿丈(明治大学),小林昭世(武蔵野美術大学),佐藤弘喜(千葉工業大学),佐藤浩一郎,大泉和也(東京電機大学)
  • (14:30-14:45 休憩)
  • 14:45-15:15 「ソフトウェア設計知識のコンシリエンス」細野繁*(東京工科大学),小木哲郎(慶應義塾大学),井上貢一(九州産業大学),松岡慧(香川大学)
  • 15:15-15:30 「設計マネジメント知識のコンシリエンス」宮下朋之*(早稲田大学),佐藤弘喜,舘野寿丈,野中朋美(早稲田大学),松岡由幸
  • 15:30-16:00 総合ディスカッション

(*は代表発表者)

※お問い合わせ

慶應義塾大学加藤研究室( katolab-secretary-group@keio.jp )までご連絡ください.

デザイン塾HP

http://www.designjuku.jp/

Design for Additive Manufacturing (DfAM)とComputational Design講習会

1.講習会の内容
Additive Manufacturing (AM)とは,3Dプリンティングとして知られる積層造形法により部品や製品を製作することです。AMには,従来の製造方法では困難な軽量構造・内部構造の製作,複数材料による一体製作など,多くの利点があります。これらの特長を利用した設計は,Design for Additive Manufacturing (DfAM)と呼ばれ,既存製品を圧倒する革新的な製品につながると期待されています。また,DfAMを効率的に進めるには,コンピュータが形状創生するComputational Design (CD)の活用が欠かせません。
 本講習会では,DfAMの概念とDfAMの実践に欠かせないCD,そしてCDの代表的な方法として最近,普及が進んでいるGenerative Design (GD)について説明します。

2.開催の動機と講習会の特長
 DfAMは比較的新しい言葉でありますが,従来より「3Dプリンターならではの設計」などとして注目されていました。3Dプリンターの特長の一つに複雑形状の製作があるので,DfAMによる設計は複雑になりやすく,アイディアの生成から寸法の計算,モデリングの操作まで全て人が行うには,あまりに煩雑な作業となります。そのため,コンピュータプログラムや人工知能(AI)の力を活用して凡その形状を生成するコンピュテーショナルデザイン(CD)が有効な手段となります。
 CDはコンピュータが設計することであり,3D-CADを使って人が設計をするデジタルデザインとは異なります。ジェネレーティブデザイン(GD)は,CDの代表的な方法で,位相最適化をベースにしたGDソフトウェアが3D-CADにバンドルされるようになり,身近に利用できるようになりました。しかしDfAM, CD, GDの名前だけが広まり,それぞれの概念や有用性,実際の方法などについて,十分に理解されていないように思います。これらの概念とそれぞれの繋がりを知ることで,AMの有用性が深く理解され,新たな技術開発やビジネスのヒントになると考え,本講習会を企画しました。

3.講座の内容
① DfAMについて
 AMの特長,DfAMの分類,メタマテリアル,コンプライアントメカニズムなど
② コンピュテーショナルデザイン
 アルゴリズミックデザイン,形態認知,美的好み,機械学習など
③ ジェネレーティブデザインの実践
 ジェネレーティブデザインのソフトウェア,3D-CADとの連携など

4.日時
 2025年9月16日(火)17:00-20:00

5.実施方法
 Zoomによるオンラインで行います。

6.講師
 講師:舘野寿丈(明治大),加藤健郎(慶應義塾大),中村 翼(オートデスク㈱)

7.参加費
 学会員(協賛学会員を含む):10,000円(非課税)
 非会員:20,000円(税込)
 学生会員:5,000円(非課税)
 学生非会員:6,000円(税込)

8.申込み
 こちらからお申込みください。
 締切:2025年8月24日(日)

9.問合せ先
 日本設計工学会事務局 E-mail: jimukyoku@jsde.or.jp


2025年度 デザイン科学基礎講座 感動と創造

〜心を動かすモノ・コトづくりのために~

1.講座の趣旨:
(1)感動のメカニズム
人はどうして感動するのでしょう?感動は,どのような時に起きるのでしょう?そもそも,人はなぜ感動を求めるのでしょう?そのような感動のメカニズムについて,ここでは,デザイン科学の視点から切り込みます.

(2)感動を生み出す創造
また,ここでは,デザイン科学の基礎理論:AGE思考モデル,デザイン二元論,多空間デザインモデルの3つを用いて,実際の製品開発事例をまじえ,感動を生み出す創造について解説します.

(3)感動マトリクス
さらに,「感動マトリクス」と呼ばれる,感動を生むためのツールとその使い方を紹介します.このツールは,誰でも簡単に使え,心を動かすモノ・コトづくりに役立ちます.

(4)AIを用いた感動の創造法
最後に,AIを用いた感動の創造法を紹介します.あなたとAIの共創をお試しください.
 本講座では,感動の本質とそれを生み出す方法論を紹介します.ぜひ,ご参加ください.


2.実施方法:Zoomによるオンライン


3.日時:2025年6月18日(水)13:00-15:30


4. 講師:松岡由幸
(慶應義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)


5.参加費:(テキスト分を含みます.)
学協会員(共催学協会):8,000円(非課税)
非会協員:15,000 円 (税込)
学生会員:6,000円(非課税)
学生非会員:6,000円(税込)


6.テキスト: 書籍『モノづくり×モノづかいのデザインサイエンス』を配布.
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.


7.申込み先:下記formsにて,お願いします.
  https://forms.gle/kf1731ZDMSb4fPyy7
  締切り: 2025年6月3日(火)


8.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com

2025年度 デザイン科学基礎講座 新価値創造をもたらす「デザインと設計のあいだ」

両者のいいとこ取りするモノづくり

1.講習会の趣旨
本講習会では,「デザインと設計のあいだ」に注目します.デザインと設計の両行為における本質的な相違を示し,その両特徴を統合するための創造の在り方,コツを紹介していきます.


2.講習会の内容
(1)デザイナーと設計者の分化
 デザイナーと設計者は,いつから分化したか,その背景には何があったか.そして,それ以降,現在に至るまでのこの両者はいかに変遷していったかについて解説します.

(2)デザインと設計に足りないもの
 現在における,デザインと設計のそれぞれに足りないものについて,デザイン科学の基礎理論である多空間デザインモデルに基づき,説明します.

(3)デザイナーと設計者における思考の違い
 デザイン科学の立場から,デザイナーと設計者における思考の違いに関して,その一般的な傾向を解説します.また,そこから,新価値創造のためのヒントを考察します.

(4)デザインと設計の共創・統合
 デザインと設計の共創・統合の仕方に関して,製品開発の事例をまじえて,考察します.

(5)デジタル化が生む新たな展開
 AIの導入など,モノづくりにおけるデジタル化に伴う,デザインと設計の新たな在りようについて述べていきます.

3. 講師:松岡由幸(慶應義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)


4.日時:
 2025年7月16日(水)13:00-15:30

5.実施方法:Zoomによるオンライン開催


6.参加費(テキスト代を含む):
学協会員(共催学協会):8,000円(非課税)
非会協員:15,000 円 (税込)
学生会員:7,000円(非課税)
学生非会員:7,000円(税込)


7.テキスト:書籍『Design Science』を配布
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.


8.申込み:下記formsにて,お願いします.
  https://forms.gle/MGbRbi2cJ7AYNL2C8
締切り:2025年7月1日(火)


9.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com

2025年度 若手・新人設計者,機械設計を学ぶ学生のための形状設計ノウハウ講習会

~熟練設計者の頭の中にある,知恵と工夫を教えます~

1.講習会の内容
 熟練設計者の方々から集めた形状設計に関するノウハウを,その正しい使い方とともに紹介します.
①本講習会の意義と設計業務への活かし方
②棒材の形状設計ノウハウ(押出品等)
③板材の形状設計ノウハウ(プレス品,樹脂成型品)
④形状設計ノウハウの本質と修得のコツ


2.開催の動機と講習会の特長
 皆さんは,機械設計や製品開発の現場でどのように設計すればいいのかわからず,いろいろ考え抜いた結果,結局,上司や先輩の設計者にアドバイスを受けるしか他に方法がなかった経験はありませんか? 私が企業で設計に従事していた頃には,よくそのようなことがありました.特に新人設計者の時はそうでした.
 たとえば,ある金具の設計において,金具の肉厚を増加させれば,強度や剛性は向上します.しかし,それでは材料費が上がり,重量も増加してしまいます.設計経験の少ない新人設計者にはどうしていいのかわからないのです.ビードを設定する,フランジアップを施すなどのノウハウは,学生時代には教わらないのです.
 一般に学生時代には,「このような形状」ならば「この程度の強度を有する」という評価法を,力学のなかで学びます.しかし逆に,「この程度の強度を有する」ためには「このような形状」がよいという設計ノウハウについては学んでいないのです.そのため,現在でも,新人や若手の設計者は,上司や先輩からアドバイスをもらい,経験をつむことによって学ぶしかない,のが実状ではないでしょうか.これでは,いつまでも上司や先輩には頭があがらないですよね.

このような背景から,本講習会では,若手・新人の設計者,就職前の機械設計を学ぶ学生に向けて,熟練設計者の頭の中にある形状設計ノウハウを紹介します.


3.日時:
 2025年6月11日(水)13:00-15:30

4. 講師:松岡由幸(慶應義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)


5.本講習会の特長
● ノウハウがわかりやすい
・形状にノウハウを適用する前(Before)と適用した後(After)の組み合わせを一覧表で紹介します.
・設計現場で用いる専門用語を一覧表で掲示します.

● ノウハウの効果を理解しやすい
・ノウハウの効果を端的に説明します.
・計算結果(FEM解析結果)をわかりやすく図で示します.

● ノウハウが使いやすい
・身近な使用例を紹介します.
・ノウハウの適正な使用条件,不適正な使用条件を,加工法やその他の注意事項とともに,明らかにします.


6.実施方法:Zoomによるオンライン開催


7.参加費(テキスト代を含む):
 学協会員(共催学協会):7,000円(非課税)
 非会協員:15,000円(税込)
 学生会員:5,000円(非課税)
 学生非会員:5,000円(税込)


8.テキスト:書籍『形状設計ノウハウ集:熟練設計者の頭の中にある,知恵と工夫を教えます』
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.


9.申込み:
https://forms.gle/7nx7XLRYKLFmMSN37
締切り:2025年5月27日(火)

10.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com

2025年度 デザイン科学基礎講座 「不確かさ」に対して頑強な設計の知恵

“高性能化・多機能化”と”安心”のはざまで,設計にできること

1.講座の趣旨:
設計者は常に「不確かさ」に悩まされているのではないでしょうか.製品やシステムを設計するうえでは,多くの不確かさが存在します.例えば,寸法や材料成分のばらつきから,使用環境の多様性,想定外の自然災害など.
本講座では,それらの「不確かさ」に対して,頑強,かつ,できるかぎり安定的な機能を確保するための,設計の知恵や工夫,最新の手法などについて,数式を極力用いずに,概念として紹介していきます.
(1) 設計の難しさと魅力
設計という人の創造的な行為の難しさとその魅力について,デザイン科学の立場から解説します.そして,その難しい設計行為を,設計者の皆さんは日頃,どのように日頃行っておられるかについて,科学的に解説します.
(2) 熟練設計者の頭の中にある知恵
設計のノウハウは,経験を積み重ねることで,蓄積していくことが一般的です.そのため,それらのノウハウの多くは,暗黙知として,熟練設計者の頭の中にあります.ここでは,その暗黙知の一部をわかりやすい形式知として紹介していきます.
(3)設計の単純化
大規模化・複雑化した製品やシステムの構成を単純化することで,安定した機能や品質を確保するための設計上の視点を紹介します.さらに,それを容易に実現するために「グラフ理論(ISML)」を用いる手法についても紹介します.
(4)最適化とその功罪
「形状最適化」,異なる位相を導出する「トポロジー最適化」,さらに不確実性を考慮できる「ベイズ最適化」の手法を概念的にわかりやすく解説するとともに,その効果を説明します.併せて,設計の現場にて,それらの手法を用いることで陥りやすい問題についても,紹介していきます.
(5)2つのロバスト設計
「不確かさ」には,内乱と外乱があります.ここでは,内乱を中心にした従来型の「品質工学」に加え,多様な使用環境・条件である外乱に対応可能な,新たな「多様場対応型ロバスト設計」の手法を概説します.
(6)素性の良い設計とは?
「素性の良い設計」という表現をよく耳にします.確かに,「素性が良くない」といわれる設計の場合,その後の不具合対策や改善をいくら行っても,良い結果を繋がらないことが多いのではないでしょうか.ここでは,「創発」の概念から,「素性の良い設計」について,皆様とともに考えていきます.

2. 講師:松岡由幸(慶雄義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)

3.実施方法:Zoomによるオンライン

4.日時:2025年7月30日(水)13:00-15:30

5.参加費:(テキスト分を含みます.)
      学協会員(共催学協会):8,000円(非課税)
      非会協員:16,000 円 (税込)
      学生会員:6,000円(非課税)
      学生非会員:6,000円(税込)

6.テキスト: 書籍『ロバストデザイン:「不確かさ」に対して頑強な設計法』を配布.
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.

7.申込み先:下記formsにて,お願いします.
  https://forms.gle/8ve1WZoLJfr8E9Vy9

  締切り: 2025年7月15日(火)

8.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com