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2024年度 デザイン科学基礎講座 感動と創造
〜心を動かすモノ・コトづくりのために~
1.講座の趣旨:
(1)感動のメカニズム
人はどうして感動するのでしょう?感動は,どのような時に起きるのでしょう?そもそも,人はなぜ感動を求めるのでしょう?そのような感動のメカニズムについて,ここでは,デザイン科学の視点から切り込みます.
(2)感動を生み出す創造
また,ここでは,デザイン科学の基礎理論:AGE思考モデル,デザイン二元論,多空間デザインモデルの3つを用いて,感動を生み出す創造について解説します.
(3)感動マトリクス
さらに,「感動マトリクス」と呼ばれる,感動を生むためのツールとその使い方を紹介します.このツールは,誰でも簡単に使え,心を動かすモノ・コトづくりに役立ちます.
(4)ChatGPTを用いた感動の創造法
最後に,ChatGPTを用いた感動の創造法をお教えします.あなたとAIの共創をお試しください.
本講座では,感動の本質とそれを生み出す方法論を紹介します.ぜひ,ご参加ください.
2.実施方法:Zoomによるオンライン
3.日時:2024年7月10日(水)17:00-19:30
4. 講師:松岡由幸(慶應義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)
5.参加費:(テキスト分を含みます.)
学協会員(共催学協会):8,000円(非課税)
非会協員:16,000 円 (税込)
学生会員:6,000円(非課税)
学生非会員6,000円(税込)
6.テキスト: 書籍『モノづくり×モノづかいのデザインサイエンス』を配布.
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.
7.申込み先:下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/EsTpg15RGTNGJcsX6
締切り: 2024年6月25日(火)
8.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com
2024年度 デザイン科学基礎講座 プラスチック製品開発講習会
~プラスチック独自の魅力を引き出す,“10”のノウハウ~
1.講習会の趣旨
プラスチックは,これまでずっと虐げられてきたと考えるのは私だけでしょうか.この材料は,人類が自ら生み出した,唯一本格的な人工材料です.それにも拘わらず,その親である人類は,その加工性のよさや安価などから,単に”便利な代替材料’として多用するに止まり,それ独自の美の追求や表現をなおざりにしてきたといえるのではないでしょうか.その結果,挙句の果ては,海洋ごみをはじめとして多くの問題を抱え,プラスチックは,あたかもヒール(悪役)として扱われている気さえもします.
本講習会では,このプラスチック問題に対し,プラスチック独自の美とは何か?他の天然材料では表現できない特長は?といった,プラスチック固有の魅力に注目します.その固有の魅力を製品化することにより,プラスチックの価値を高め,プラスチックを長く大切に使う新たな社会・文化をも視野に入れ,本講習会では,それに向けた”10”のノウハウを紹介していきます.
2.講習会の内容
本講座では,プラスチック独自の魅力を表現可能な11個の因子を説明するとともに,それらにより生み出される10種類の製品カテゴリー(下記)とその製品化のためのノウハウについて,事例を用いて紹介します.
<光学特性>
1)ノスタルジー型
2)カラフル・デライトフル型
3)バイオインスパイヤード型
4)ニューテクスチャ型
5)トランスペアレント型
6)ルミナス型
<形状特性>
7)イノベーティブモデリング型
8)シュパンヌンク型
<機能特性>
9)アルティメイトパフォームド型
10) クリーンプレザント型
3. 講師:松岡由幸(慶應義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)
4.日時:以下の中から,どちらかをお選びください.
第1回:2024年7月3日(水)17:00-19:30
第2回:2024年7月6日(土)9:30-12:00
※どちらも,内容は同じです
5.実施方法:Zoomによるオンライン開催
6.参加費(テキスト代を含む):
学協会員(共催学協会):8,000円(非課税)
非会協員:16,000 円 (税込)
学生会員:6,000円(非課税)
学生非会員6,000円(税込)
7.テキスト:書籍『プラスチックの逆襲』を配布.
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.
8.申込み:下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/Lot8yGpdLmVJhPQC7
締切り:2024年6月18日(火)
9.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com
2024年度 若手・新人設計者,機械設計を学ぶ学生のための形状設計ノウハウ講習会
~熟練設計者の頭の中にある,知恵と工夫を教えます~
1.講習会の内容
熟練設計者の方々から集めた形状設計に関するノウハウを,その正しい使い方とともに紹介します.
①本講習会の意義と設計業務への活かし方
②棒材の形状設計ノウハウ(押出品等)
③板材の形状設計ノウハウ(プレス品,樹脂成型品)
④形状設計ノウハウの本質と修得のコツ
2.開催の動機と講習会の特長
皆さんは,機械設計や製品開発の現場でどのように設計すればいいのかわからず,いろいろ考え抜いた結果,結局,上司や先輩の設計者にアドバイスを受けるしか他に方法がなかった経験はありませんか? 私が企業で設計に従事していた頃には,よくそのようなことがありました.特に新人設計者の時はそうでした.
たとえば,ある金具の設計において,金具の肉厚を増加させれば,強度や剛性は向上します.しかし,それでは材料費が上がり,重量も増加してしまいます.設計経験の少ない新人設計者にはどうしていいのかわからないのです.ビードを設定する,フランジアップを施すなどのノウハウは,学生時代には教わらないのです.
一般に学生時代には,「このような形状」ならば「この程度の強度を有する」という評価法を,力学のなかで学びます.しかし逆に,「この程度の強度を有する」ためには「このような形状」がよいという設計ノウハウについては学んでいないのです.そのため,現在でも,新人や若手の設計者は,上司や先輩からアドバイスをもらい,経験をつむことによって学ぶしかない,のが実状ではないでしょうか.これでは,いつまでも上司や先輩には頭があがらないですよね.
このような背景から,本講習会では,若手・新人の設計者,就職前の機械設計を学ぶ学生に向けて,熟練設計者の頭の中にある形状設計ノウハウを紹介します.
3.日時:以下の中から,どちらかをお選びください.
第1回:2024年6月26日(水)17:00-19:30
第2回:2024年6月29日(土)9:30-12:00
※どちらも,内容は同じです
4. 講師:松岡由幸(慶應義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)
5.本講習会の特長
● ノウハウがわかりやすい
・形状にノウハウを適用する前(Before)と適用した後(After)の組み合わせを一覧表で紹介します.
・設計現場で用いる専門用語を一覧表で掲示します.
● ノウハウの効果を理解しやすい
・ノウハウの効果を端的に説明します.
・計算結果(FEM解析結果)をわかりやすく図で示します.
● ノウハウが使いやすい
・身近な使用例を紹介します.
・ノウハウの適正な使用条件,不適正な使用条件を,加工
法やその他の注意事項とともに,明らかにします.
6.実施方法:Zoomによるオンライン開催
7.参加費(テキスト代を含む):
学協会員(共催学協会):8,000円(非課税)
非会協員:16,000円(税込)
学生会員:5,000円(非課税)
学生非会員:5,000円(税込)
8.テキスト:書籍『形状設計ノウハウ集:熟練設計者の頭の中にある,知恵と工夫を教えます』
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.
9.申込み:
https://forms.gle/CYhL8MsxLo2dm5uf7
締切り:2024年6月11日(火)
10.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com
2024年度 デザイン科学基礎講座 「不確かさ」に対して頑強な設計の知恵
“高性能化・多機能化”と”安心”のはざまで,設計にできること
1.講座の趣旨:
設計者は常に「不確かさ」に悩まされているのではないでしょうか.製品やシステムを設計するうえでは,多くの不確かさが存在します.例えば,寸法や材料成分のばらつきから,使用環境の多様性,想定外の自然災害など.
本講座では,それらの「不確かさ」に対して,頑強,かつ,できるかぎり安定的な機能を確保するための,設計の知恵や工夫,最新の手法などについて,数式を極力用いずに,概念として紹介していきます.
(1) 設計の難しさと魅力
設計という人の創造的な行為の難しさとその魅力について,デザイン科学の立場から解説します.そして,その難しい設計行為を,設計者の皆さんは日頃,どのように日頃行っておられるかについて,科学的に解説します.
(2) 熟練設計者の頭の中にある知恵
設計のノウハウは,経験を積み重ねることで,蓄積していくことが一般的です.そのため,それらのノウハウの多くは,暗黙知として,熟練設計者の頭の中にあります.ここでは,その暗黙知の一部をわかりやすい形式知として紹介していきます.
(3)設計の単純化
大規模化・複雑化した製品やシステムの構成を単純化することで,安定した機能や品質を確保するための設計上の視点を紹介します.さらに,それを容易に実現するためにグラフ理論を用いる手法についても紹介します.
(4)最適化とその功罪
最適化手法を概念的にわかりやすく解説するとともに,その効果を説明します.併せて,設計の現場にて,それらの手法を用いることで陥りやすい問題についても,紹介していきます.
(5)2つのロバスト設計
「不確かさ」には,内乱と外乱があります.ここでは,内乱を中心にした従来型の品質工学に加え,多様な使用環境・条件である外乱に対応可能な,新たなロバスト設計の手法を概説します.
(6)素性の良い設計とは?
「素性の良い設計」という表現をよく耳にします.確かに,「素性が良くない」といわれる設計の場合,その後の不具合対策や改善をいくら行っても,良い結果を繋がらないことが多いのではないでしょうか.ここでは,「創発」の概念から,「素性の良い設計」について,皆様とともに考えていきます.
2. 講師:松岡由幸(慶雄義塾大学 名誉教授 早稲田大学 客員教授 デザイン塾 主宰)
3.実施方法:Zoomによるオンライン
4.日時:2024年6月19日(水)17:00-19:30
5.参加費:(テキスト分を含みます.)
学協会員(共催学協会):8,000円(非課税)
非会協員:16,000 円 (税込)
学生会員:6,000円(非課税)
学生非会員:6,000円(税込)
6.テキスト: 書籍『ロバストデザイン:「不確かさ」に対して頑強な設計法』を配布.
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.
7.申込み先:下記formsにて,お願いします.
https://forms.gle/M8G5L2edfZNj64cq5
締切り: 2024年6月4日(火)
8.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com
訃報 元会長 下田 博一 先生 ご逝去のお知らせ
2024年2月18日,本会名誉会員で2011年から2年間本会会長を務められた,明治大学名誉教授下田博一先生がご逝去されました。73歳でした。

下田先生は,1973年に明治大学工学部を卒業され,同大学院博士課程を経て,1978年より40年間明治大学にて教育・研究に勤め,2018年に明治大学を退職,同大学名誉教授の称号を贈られました。
ご専門は,転がり機械要素・トライボロジ,とくに,ボールねじに関して数々の研究業績を残され,1999 年には「ボールねじ用リップ型シールの開発と防塵性能試験」で本会の論文賞を受賞されました。先生のボールねじに関する知見は,我が国のみならず世界の産業界から頼られJIS・ISO規格の整備に携わられ,現在も多くの門下生が日本の製造業の屋台骨を支えるボールねじメーカで活躍しています。
本会には1988年に入会され,多くの部会・委員会で活躍されたのち,庶務会計部会長として各種規程の整備を進め,学会の財政基盤を立て直し公益社団法人化にご尽力されるとともに,創立40周年記念事業として第1回の国際会議ICDES2005をウィーンにて企画・開催されました。1997年から理事,副会長といった役職を歴任,2011年から2年間会長を務められ,2014 年から学会名誉員として学会を見守っていただいてきました。このように現在の本会の礎を築いていただいた先生を失いましたことは,まことに残念に存じます。
下田先生のご逝去にあたり,心より哀悼の意を表し,ご冥福をお祈りしますとともに,謹んで会員各位にお知らせいたします。
【北陸支部】2024年度 研究発表講演会 講演募集のお知らせ
北陸支部では,下記日程で2024年度研究発表講演会を開催いたします.大学研究者,企業若手研究者,学生の研究交流の場となればと考えています.会員各位の積極的なご講演をお待ちしております.
開催日
2024年6月29日(土)
会場
公立大学法人 金沢大学 角間キャンパス 〒920-1192 石川県金沢市角間町 https://www.kanazawa-u.ac.jp/university/campus-guidance
講演内容
- 設計開発,機構設計,トライボロジーなど設計工学全般に対する研究発表
- 工業・工学教育,設計教育,創造性教育などに関する成果発表
応募資格
正会員,賛助会員,学生員,またはその共同研究者
講演時間
1件15分(うち5分は質疑討論)の予定
申込方法
2024年度研究発表講演会 専用ページよりお申し込みください.
締切
- 講演申込:2024年4月20日(土)
- 原稿締切:2024年5月25日(土)
その他
講演内容1(表彰対象者:大学の教員を除く),講演内容2(表彰対象者:大学の教員を含める)それぞれに支部優秀講演を選出し,表彰の予定です.ふるって発表申し込み下さい. 参加申し込みは別途ご案内いたします.
お問い合わせ先
〒920-1192 石川県金沢市角間町 金沢大学理工研究域機械工学系内 (公社)日本設計工学会 北陸支部 TEL 076-234-4668 FAX 076-234-4668 E-mail : jsde-h[at]se.kanazawa-u.ac.jp [at]を@に変更してください.
学会誌『設計工学』 Vol.59, No.4 2024
特集: マルチコプタの活用と支援する装置の設計
解説
ドローンによるインフラ設備の非接触AE計測のための高感度空中伝搬AEセンサの設計
松尾 卓摩, 147
小笠原諸島における無人島を対象とした生態学的調査におけるマルチコプタの活用事例
川上 和人, 152
マルチコプタの運用法に基づいた機構とシステムの設計の考察
加藤 恵輔, 松尾 卓摩, 157
ジェネレーティブデザインがもたらす可能性
田中 志門, 千野 貴弘, 渡辺 朋代, 中村 翼, 164
論文(J-STAGEに掲載)
ディンプルを有するシール型スラスト軸受におけるキャビテーション圧力の推定
三和 怜央, 石井 亮太, 宮永 宜典, 辻森 淳, 富岡 淳, 169
ノート(J-STAGEに掲載)
腐食環境および溶接条件がステンレス鋼溶接部の残留強度に及ぼす影響
石塚 和則, 高橋 剛, 佐々木 克彦, 183
【九州支部】令和6(2024)年度 研究発表講演会 講演募集のお知らせ
令和6年度の研究発表会を,令和6年 6月1日(土)に開催いたします.
皆様におかれましては,研究発表講演会に多数ご申し込みいただけますよう,よろしくお願い申し上げます.
日時
2024年6月1日(土) 15時10分~16時50分(予定)
会場
九州大学大橋キャンパス(福岡県福岡市南区塩原4-9-1)
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/campus/ohashi/
講演内容
広く設計工学に関するもの
応募資格
正会員,賛助会員,学生会員,またはその共同研究者
講演時間
1件20分(うち5分はディスカッション)
申込方法
講演題目,会員資格,氏名(連名の場合は講演者に※),連絡先を明記して,
下記九州支部事務局までお申し込み下さい.
申込締切
2024年 4月8日(月)
採択通知
2024年 4月中旬.あわせて執筆要項をお送りいたします.
原稿締切
2024年 5月10日(金)
申込先・問い合わせ先
日本設計工学会 九州支部
E-mail: kyushu[at]jsde.or.jp ※[at]は,半角の@に置き換えて下さい.
その他
・研究発表会当日は,九州支部第57回(令和6年度)総会および特別講演会を開催いたします.
・最新の情報は,九州支部WEBページ( http://www.jsde.or.jp/kyushu/ )をご覧ください.
研究調査分科会の公募のご案内
日本設計工学会会員各位
日本設計工学会では、2024年4月より活動する研究調査分科会を、会員の皆様から一般公募します。研究調査分科会は、会員のイニシアチブにより特定の研究テーマの探求を目的として設置される学術活動の場であり、現在2種類の分科会を設置することができます。
(1) 申請方法
申請書類を下記の事務局宛にご請求いただくか、日本設計工学会のホームページ([支部・部会・分科会]→[研究調査分科会]のメニュー)から分科会申請書をダウンロードして、必要事項をご記入の上、事務局宛に提出してください。
なお、応募に当たっては、ホームページ上で公開している「研究調査分科会規程」を予めよくお読みになってください。
〒169-0073 東京都新宿区百人町2-22-17
セラミックスビル内
公益社団法人日本設計工学会事務局
URL: http://www.jsde.or.jp/wp/kenkyu/
(2) 締切
2024年3月28日(木)必着
学会誌『設計工学』 Vol.59, No.3 2024
特集: 東北地方の設計工学教育の現状と未来
解説
大学におけるCAD/CAM教育への取り組み(マシニングセンタによる5軸加工の導入)
齋藤 明徳, 99
高校生3Dデザイン&3Dプリントコンテスト(秋田県立大学 機械工学科における高大連携の取り組み)
髙橋 武彦, 境 英一, 津川 暁, 106
大学における設計・製図教育の現状と今後(山形大学での事例)
大町 竜哉, 113
論文(J-STAGEに掲載)
POMとクロムモリブデン鋼の往復すべり摩擦におけるシリコーンオイルの潤滑特性
鈴木 学, 竹市 嘉紀, 119
ノート(J-STAGEに掲載)
ジェネレーティブデザインと積層造形技術を活用した産業用ロボットの拡張部品開発
真所 最, 後藤 浩二, 133