ご 挨 拶

 

(社)日本設計工学会北陸支部

支部長 石川 憲一

 

平成16626日に開催されました()日本設計工学会・北陸支部総会において前支部長尾田十八先生の後任として、第5代支部長に就任致しました。本支部の運営に関しまして会員各位の全面的なご支援とご協力を衷心よりお願い申し上げます。

 

さて、本支部は昭和51年に設立され、その間歴代の支部長のリーダーシップのもとに平成18年を以て30年の足跡を刻むことになります。 ご案内のように、本学会は日本設計製図学会として昭和415月に発足し活動してきておりましたが、昭和53年度からはその取り扱う範囲を拡大するためにも、()日本設計工学会と名称を改め今日に至っております。その結果、本学会の守備範囲は著しく拡大され、大変多くの分野を包含できるようになりました。そして、近年発足した日本技術者教育認定機構(JABEE)が求める創成型(デザイン型)教育は、「設計工学」や「PBL」等の重要性を技術者倫理と共に、ますます増大させるものと考えられます。

 

しかしながら、近年における各学協会を構成する会員数(個人、企業)の伸び悩み傾向が示すように、本学会もその例に漏れず低迷していることは率直に認めざるを得ません。取り分け、本支部はこの度支部長を拝命した時点においては、支部構成条件でもある会員数50名を割り込んでおりましたが、その後支部役員各位のお力添えを得て、現在では会員数も上記条件を回復し、支部活動の更なる活性化が期待されます。

 

学会誌につきましては平成181月号からは、長年の懸案事項の一つでもありましたB-5版からA-4版への転換が実施され、今後は書誌情報の増大や読み易さ等、毎月学会誌を手にした時に直ちに目を通したくなるような記事の掲載が期待されます。

 

支部活動におきましても、これからは支部総会並びに講演会の開催地を従来のように固定することなく、各高等教育機関に加えて支部賛助会員(企業)等の会場をお借りして開催することも考慮に入れたく思っております。そして、当面は本支部の会員数を70100名とすることを目指して活動致したく思っておりますので、会員各位におかれましては、何卒宜しくご支援とご協力を賜わりますよう重ねてお願い申し上げ、支部長挨拶とさせて戴きます。

 

平成18年 睦月