社団法人 日本設計工学会

第9回設計フォーラム

『製品の幾何特性仕様を指示する次世代言語:GPS』

のお知らせ


開催日 平成16年5月21日(金)

13:30 〜 17:00

会場 東京工業大学

西8号館 E棟1001会議室

〒152-8552 東京都目黒区大岡山2-12-1

TEL:03-5734-3237 FAX:03-5734-3237

交通 東京急行電鉄 目黒線・大井町線 大岡山駅下車

我が国の機械製品は,機能及び品質の高さに優れ,国際的にも高い評価を得てきました.しかし,近年アジア諸国の技術能力の向上とコスト面から国内の製造メーカが海外に拠点を移し,国内の空洞化が懸念されております.また,ユーザの要求は多様化し,これに答えるべく大量生産から多品種生産へと移りつつあります.
 一方で,コンピュータ処理能力の大容量・高速化に伴い,製品の形状をデジタル化して表現する手法として,「製品の幾何特性仕様:GPS」がにわかに注目を集めています.GPSは,機械部品等の設計から検証に至る一連の工程で必要な寸法・形状及び幾何公差の定義及び表示方法を統一化するために,数学的に定義して曖昧さを無くし,測定の不確かさを評価基準として合否の判定が可能となるような考えのもとに作成されている国際規格です.
 GPSは,各国の政府・民間調達の必要条件として活用される可能性があります.また,欧州には既にISO 9000の取得条件として導入されている国もあり,この流れが今後世界的な規模で広がる可能性があります.
 しかし,GPSは必ずしも万全の規格ではありません.GPS規格の精神を取り入れながら,日本の高い技術を有効に生かしてこそ,高い競争力を創生できると思われます.
 「設計フォーラム」では,GPS規格の背景と現状,従来の規格とどこが変わったか,検証方法はどうしたらよいかなどを解説し,いかに日本の産業界に導入すべきかを共に考えたいと思います.
 設計に携わる技術者,若き設計者を育成する教育関係者の参加を強く期待いたします.

講演内容

(1) GPS規格の背景と日本への導入 (日本は,どうしたらよいのか。) 大園 成夫
(2) GPS規格の内容と設計への影響 (これまでとどう違うのか。) 桑田 浩志
(3) GPSに基づいた検証方法 (測定の問題と,測定の不確かさ。) 高増 潔
(4) GPS表面性状の国際的動向 (表面粗さを中心に,どう変わるのか。) 塚田 忠夫
(5) 総合討論 全 員

本設計フォーラムに関するお問合先

慶應義塾大学理工学部 徳岡直靜

電話/Fax.: 045-566-1514  E-mail: tokuoka@mech.keio.ac.jp


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